「三年とうげ」という韓国の民話を読む機会がありました。

      ~あらすじ~
「三年とうげ」と呼ばれる美しい峠があった。
「三年とうげで転ぶでない。転んだらならば、三年きりしか生きられぬ。」
この言い伝えを村人は恐れ、峠では気をつけて歩いた。
あるおじいさんが峠で転び、言い伝えを信じるあまり、病気になった。
村の少年が、機転を利かせておじいさんにこう言った。
「一度転ぶと三年生きるんだろ。二度転べば六年、三度転べば九年・・・
 何度も転べば、ううんと長生きできるはずだよ。」
少年の提案を実行し、おじいさんは元気になった。


おじいさんは、自分が作り出した心配・不安がマックスになり、本当の病気になってしまう。
これって、今の時代、日常茶飯事に起こるような・・・

一昨年の人間ドッグで、私は高血圧の判定を受けました。 (規定で受けざるおえない)
確かに、父は心筋梗塞を経験、弟も健康診断で引っかかり薬のお世話に。
お医者さんは、それらを鑑みて私に家庭用の血圧測定器で毎日の計測を提案。

「はい。」と返事はしたものの・・・実行に移すはずもなく。
(そんな心配を増幅させたら、ないモノまで作り出してしまいそう!)
昨年の同じ検査で、全く問題ない数値が出ていました。 (ほら~)

言霊って聞いたことがありますか?
           言葉に宿っている不思議な霊威。
           古代、その力が働いて言葉通りの事象がもたらされると信じられた。                                    ~広辞苑から~

大変なことが起こった時に、少年の様な逆転の発想が出来きたら良いいな~
マイナスをプラスに転じる言葉。
この少年、かなりのポジティブ思考をお持ちだと・・・推察します。