「祈りと怪物~ウィルヴィルの三姉妹~」 | サマンサの萌える毎日の記録

サマンサの萌える毎日の記録

2018年もよろしくお願いします!!

先日、蜷川バージョンの「祈りと怪物」も観てまいりましたので、いよいよKERAバージョンとの比較で感想を書いてみたいと思います。同じ脚本で、違う役者・違う演出…という、これはもうまさに、

紅天女!!!


あの不朽の名作・ガラスの仮面に出てくる「紅天女」が現実にも起こりえたという状況です。
どちらの舞台も興味をそそられるキャストに演出、そして配役が予想外だったりもして、いろんな意味で楽しませていただきました。比較しながら私なりの感想を書いてみます。

ただこの脚本はKERAが書いたものであるというところでやっぱりKERAが有利かなとは思います。
ある程度の宛書を踏まえてこの作品は書かれているわけですし、そのイメージはKERAの演出に投影されていて、その配役がしっくり来ないわけがないんですから。
それに対して百戦錬磨の蜷川幸雄がどういう演出・配役をぶつけてくるか、というのが見所だったんだと思うんですよね。

ということで、下記がそれぞれの配役。
先に名前があるのが先行のKERA、後が後攻の蜷川です。
○をつけたほうが私としてはよかったなと思いました。あくまで主観。人それぞれですので。

ドン・ガラス(権力者)…○生瀬勝久・勝村政信
どちらも素晴らしい役者さんですが、この役には生瀬さんのほうがしっくりきてたかなと。
生瀬さんはそのまま普通に役を作っていたけれど、勝村さんはすごい老けメイクをされてて、それが逆に違和感を感じさせた。ならばもっと年のいった役者さんにすればよかったのにと思いました。
それを抜きにしても傲慢で暴力的な支配者として恐怖を感じさせられたのは生瀬さんのほうでした。
というわけで、ドン・ガラスは生瀬さんに軍配。

トビーアス(動物園の飼育員)…小出恵介・○森田剛

これはやっぱり剛くんかなあ。
純真無垢だったトビーアスが変わっていく姿、小出恵介のほうはなんか急すぎてあまり伝わってこなかった。
蜷川バージョンのトビーアスにはせりふが追加されていて、より主人公に近づいていたかと思います。



ヤン(流れ者)…丸山智己・染谷将太
マチケ(ガラスの娘・三女)…安倍なつみ・宮本裕子
パキオテ(白痴)…大倉孝二・三宅弘城
テン(ガラスの娘・次女)…緒川たまき・中嶋朋子
ヤルゲン(執事長)…大鷹明良・石井愃一
アリスト(使用人・メメの夫)…マギー・大石継太
パブロ(トビーアスの親友)…近藤公園・満島真之介
レティーシャ(ローケの娘)…夏帆・野々すみ花
ローケ(仕立屋)…三上市朗・新川將人
エレミヤ(ガラスの妻)…峯村リエ・渡辺真起子
メメ(メイド長)…犬山イヌコ・伊藤蘭
ダンダブール(錬金術師)…山西惇・橋本さとし
ペラーヨ(トビーアスの恩師・地下組織のリーダー)…池田成志・村杉蝉之介
バララ(ガラスの娘・長女)…久世星佳・原田美枝子
ジャムジャムジャーラ(ガラスの母)/ドンドンダーラ(トビーアスの祖母)…木野花・三田和代
グンナル(司祭)…西岡徳馬・古谷一行