劇団☆新感線『犬顔家の一族の陰謀〜金田真一耕助之介の事件です。ノート』 | サマンサの萌える毎日の記録

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2018年もよろしくお願いします!!

いぬがお


※ネタバレ多数※

新感線の舞台を観るのは初めてだったので、不安半分期待半分。
でもこのタイトル見たら観に行かないわけにはいかないでしょう!
しかも舞台で初めて勝地涼くんを見られるとあっては!
勝地くんは「さとうきび畑の唄」で初めて見たときから、
とってもお気に入りの役者さんなのです。

さて、肝心の舞台ですが。
やっぱり劇団色が強すぎて、初見にはちょっとつらかったですね。
最初に見るならもっとしっかりした内容の舞台の方がよかったかなと思いました。
内輪ウケのネタとかアドリブで繰り広げられる似ていないモノマネとか、
こういうのはやはりこの劇団を見慣れている人向けですよね。
下ネタや内輪ネタで笑わせよう笑わせようとしているのが丸見えで、
残念ながら心からは笑えず、なんだかずっと冷静な自分がいました。。。
しかしさすがというか、ストーリーそのものはラストまできちんと成り立っていました。スクリーンを効果的に使って、映画っぽい感じに上手く見せていたり、こういう演出の部分はさすがだなと思いましたね。パロディを織り込みつつも、実際はすごい勢いでストーリーが進んでいくので舞台そのものに退屈はしなかったです。

ストーリーは、タイトル通りの「犬神家の一族」のパロディ。
主役の金田真一耕助之介(かねだしんいちこうずけのすけ)を演じるのは客演の宮藤官九郎。クドカンはなかなかよかったと思います。役者としては、古田新太があんまり目立ってなかったなと。まあ、こういう話では仕方のないことですが。
タイトル通り、一族のみなさんは犬顔ということで黒い犬鼻だったり、
助清ならぬ助比代(すけぴよ)のマスクには犬の耳がついていたり。
あとはいろんなミュージカルのパロディが面白かったです。
「オペラ座の怪人」は「オペラ座の怪犬」に。「CATS」は「DOGS」に。
「千の風になって」が「死んで逆さになって」・・・ってこれはミュージカルでもなんでもなかったんですが、タイトルにもひそかに組み込まれている「デスノート」から持ってきたと思われるリュークっぽい(あくまでパロなのでそっくりではない)人が歌っていたり。
なかでも最高の出来だったのが、先日も観に行った「エリザベート」の中の有名な曲「闇が広がる」のパロディ。なぜか「お湯にのぼせる」という曲に変わっていて(笑)、登場人物の男女ふたりが温泉で二人羽織で踊ってました。これはすごかったです。一幕のラストを飾るにふさわしい出来でした。

しかし、場所がサンシャイン劇場!超遠いです!!
しかも劇場がかなり老朽化していて、しかもこの内容で、これでチケット代9,500円ってのはちょっと高いですよね。この価格なら、2,800円もするパンフレットは付けていただきたかったです。(もちろん高いから買わなかったけど買った人にはいろいろ盛りだくさんの内容のパンフだったらしい)内容がパロディなだけに、ミュージカルを知らない人にはまるで楽しめないつくりになっています。私は運良く宝塚版で「エリザベート」を見ていたし、他のミュージカルネタもかろうじてついていけましたが、これでさらに「犬神家の一族」も「デスノート」もわからない人にとっては最悪の舞台だったと思います。「祭り」と銘打ってこんな風に見せるのならば、もっとチケット代は安くないと「金返せ」と感じる人も多くいるのでは?と思いました。


今回は、いろいろ不満も残る初めての新感線でしたが、また機会があれば今度はまともな作品を見てみたいと思います。