
連続児童殺人事件―姿見えぬ犯人に、警察はテレビ局と手を組んだ。史上初の、劇場型捜査が始まる。
そんなコピーでその年のミステリ№1となった小説。
豊川悦司主演で映画化もされました。
劇場型・・・つまり「テレビを使った捜査」が本筋の物語。
メディアというビジュアルに訴えた物語であるにもかかわらず、
展開がすごくリアルに描かれていて、小説としても充分に楽しめました。
ただ、ミステリというにはちょっと語弊があるかなという印象が。
それはミステリとして不足している部分があるというわけではなく、
登場人物一人一人についての描写がとても丁寧に書かれていて、
例えるなら、宮部みゆきの描くミステリ作品のように、
事件の犯人探し、その謎解きだけでストーリーが展開するのではなく、
人間を描いた物語としてのクオリティが高いということ。
確かにこれを映像化したら面白いはず!映画も見てみなくては!