残酷なドラマでした。すごく丁寧にリアルに作られていて酷いと思いました。
こんなん見たら絶対泣くの分かってるのに見てしまいました。
つか、前にも書いたけど、やっぱこの国に戦争があったことだけは消せない事実で、
まだその出来事を日本の歴史にしてしまうには早すぎるリアルなんだから、
出来うる限りは見ないと、と思うわけです。
・・・おかげさまでウチの弟が帰ってきて見たものは、
タオル握ってはらはらと泣いている姉の姿だったわけですが何か(w
戦争には良い悪いもなくて、どっちが正しいとかそういうのもないと思ってます。
普通の人間が殺しあう、それが当然、それが罪とならないという狂気の世界なのです。
ただ、その中でスポットライトをひとりの人間とかひとつ家族に向けたとき、
戦争が生み出すものは、悲しみとか苦しみとかそんなものばかり・・・。
・・・でもなかったんだけどね(笑)。
そこはそれ、さんちゃんキャラが光ってて。
でもだからこそ泣けてしまったっていうのは大いにあったと思います。
写真家だったお父さんが残した写真のなかでみんなが笑っていたのが印象的でした。
「戦争なのにみんな笑ってるね」「きっとお父さんだから撮れたんだね」
そんな言葉がまた涙を誘いました・・・・・・。
お国のために死ねと言われ、生き恥さらすくらいなら自決せよと言われ、
そんなことが美徳とされていた時代。
戦争の中でも笑顔を忘れず、ささやかな幸せとともに生きていた家族。
そこにいやおうなく降りかかる戦争という現実。戦争がもたらす別離。
家が燃えて、ハイビスカスが燃えて(このシーンが象徴的で辛かった)、
さとうきび畑が燃えて。命の火が消えていく。
それでも、いまのこの平和(一応)はそんな焼け野原の上に立っているのです。
「平和ボケ」なんていわれてるけど平和ボケ上等だ!平和ボケでナニが悪い!と思います。
なんで日本という国には、あからさまに階級がなくて、まんべんなく平等で、
それなりにみんな教育が受けられて、まずまずの自由があるのかって、
日本は戦争の為に、余所の国ほどのお金をかけなくてすむからなのです。
戦争を放棄できたことはあの戦争で得たもののひとつです。
だからこそ、風化させちゃいけないんだと思います・・・。