「十二国記」を全部読破してしまって、さらに2回通りくらい読んで、
そろそろなんか違うのが読みたくなってきたので本屋へ。
全然違うやつがいいなと思いながら本屋をぐるぐる歩き回って、
新刊コーナーで平積みになっていたのを見つけたのがこれ。
パラパラとめくってみて間違いなく面白いだろうと確信。即レジへ(笑)。
あまりにも面白いのであっという間に読んでしまったので、さらに既刊に手を出した。
「イギリス人はおかしい」「イギリス人はかなしい」「イギリス人はしたたか」
全部読んでしまったよー・・・まだ続き出ないのかな(9月の新刊だっつーの)。
イギリスはあたしがいちばん興味を引かれている国。それはもうずっと。
歴史とか文化とか音楽とか、あたしの好きなもので溢れる憧れの国だった。
ところが、この本を読んで、思いっきり180度その印象が変わってしまったのだ。
この本を読むまでは、たぶん他の日本人と同じように、
古き良きイギリス、歴史と文化の街、クイーンズイングリッシュ、七つの海を支配したetc
・・・みたいな、いわゆる英国信仰に近い印象でもって見ていたと思う。
ビートルズは、あたしがその時代じゃないのでともかくとして、
デビッド・ボウイもエルビス・コステロもエリック・クラプトンも、
ヴィヴィアン・ウエストウッドも、そしてデビッド・ベッカムも英国製だ。
でもこの著者さんは「英国人は白熊だ!」と一刀両断、
地下鉄もバスもオンボロで、時間は遅れるのが当たり前だと思っていて、
なにかというとcup of teaの、肥満率が高い怠け者ばかりの国で、
マークス・アンド・スペンサーで売っているのは馬用の服ばかりで、
ブリティッシュ・テレコムはNTTの足元にも及ばないという(w
イギリスに住んでいる著者さんは日本製が世界一だとおっしゃるのだから、
あたしたちは物質文化においては世界一恵まれているのかもしれない。
そんなイギリスのアホっぷりをオモシロおかしく書いてあったり、
そこで出会ったいろんな国の人々のいろんな話、英国のさまざまな○○事情について、
たぶんその国で税金を納め、一労働者として仕事をしてきた著者さんだからこそ
書けるんだろうなというような内容がてんこもりだ。
なにより、この方はこんなイギリスを愛してやまないのではないかと思う。
そんなイギリスへの愛溢れる1冊。イギリス好きなひとは読むべきだ。
いちばん印象的だったのはイギリス人の若者数人に「ジャップ」とからかわれたとき、
「ジャップの作ったウォークマンも、カメラも、ファミコンも使うな!」
と言い返してやったら、ハッとなって逃げていった・・・というくだり。著者さんおもしろ杉。