※ネタバレあり※
まずは率直な感想。
いやー。わけがわかりません。
しかも今回の主役はジャック・スパロウではなかったんですね。
キャプテン・バルボッサと相棒のおサルちゃん大活躍っすよ。
・・・パイレーツは第一作目からずっと追ってきた大好きな大好きな作品ですが、ここにきて話がだんだんと複雑になってきて、スクリーンで見ながら「?」と思うような展開になったりして、自分自身そのことに驚かされました。ほかの作品を見てもそうだけど、ジェリー・ブラッカイマーの作品はどうもストーリー展開のツメが甘いですよ。
まずはディビィ・ジョーンズとカリプソね。あそこのふたりはそれでどうなったんだろうと思ったり。カリプソは蟹になって海に戻っていった・・・それだけか???ディビィ・ジョーンズは人間に戻って(戻ってない?)それで渦に巻かれただけ?その後のふたりが少しくらいは描かれるのかと思いきや、本当にあれだけだったのでとてもびっくりしました。もしかしたらまだ続きがあるのかなぁ・・・。
カリプソといえば、エリザベス・スワン嬢もほんっといろんなことさせられながらも大活躍でした。アジアの海賊のアジトに乗り込むわ、剣で半魚人海賊たちをなぎ倒すわ、しまいには海賊王(!)になってしまうわ、バルボッサとスワン嬢でヒーロー&ヒロインなのでは?と思うような立ち回り振りには惚れ惚れいたしましたね。
そのスワン嬢を海の女神カリプソだとなぜか思い込んでいたサオ・フェンさん。チョウ・ユンファはプロモーションではかなり出張っていたので、もっと目立つ役なのかと思っていたら、意外とあっさり亡くなってしまってこれにも唖然。もっと引っ掻き回してくれるのかと思っていたのに残念です。
ウィルの存在はなんだかすっかりかすんでいましたね。しかもなんだか東インド会社の悪玉と取引したりして、すっかり最初に比べて悪いやつになってしまいました・・・。あのラストには本当に驚かされましたが、靴紐パパにしてみれば嬉しい誤算だったかもしれませんね・・・。あんまり考えてはいけないのでしょうが、10年に一度の陸に上がれる日以外は、ウィルもフジツボとかヒトデとか頭に乗せて海の中を走っているということです・・よ・・・ね・・・。あはは。
そういや、前作のラストでジャックを飲み込んだ海王類・クラーケンはどうして島で死んでいたのかしら。油積んだタンカーとでも衝突しましたか。それともジャックがやっつけた・・・のかな?(どうやって?)
ジャックといえば、ジャックが分身の術を使ったり、小さいジャックが出てきたりと、アニメっぽい展開になっててびっくり。「パイレーツ・・・」って実はファンタジーだったんですね。これはちょっとねー・・・。これまでどおりに、はちゃめちゃだけどちゃんと地に足の着いた物語であってほしかったので、最後の最後にがっかりさせられました・・・。お遊びが過ぎたかなという感じです。
いやしかし、ジャックパパことキース・リチャーズ大先生はすばらしく素敵でした!出てきただけであの威厳はすごい!やっぱり大海賊にぴったりでした!!
でもまあ、とにかくキャプテンバルボッサですよ!あとおサル!
北極海を行く船の甲板でクルーたちと一緒にガクガクブルブルしているおサルさんのかわいいこと!ロケット花火を飛ばしたり、自ら大砲の玉となって出撃したり、とにかく大活躍のおサル!
バルボッサは評議会を仕切るわ、言うこともまともだわ、ウィルとスワン嬢の結婚式を仕切るわ、彼がいなかったらすべてはめちゃめちゃになっていたかと思います。ぶっちゃけ最重要人物。この人なしでは物語が先に進まなかったと思われますよ。
いやむしろ、今回はバルボッサが一番素敵だった。
キャプテン・バルボッサ万歳。