三宅洋平 選挙フェス マツリゴトはクライマックスへ。

あなたは一所懸命、何かにのめり込んだことがありますか。
　後悔しないほど、全力を傾けたことがありますか。　

　自分自身振り返ってみると、それほど一所懸命に何かをしたこともなければ、全力を傾けたことがない。そういう人が多いと思う。
　参議院選挙に立候補した三宅洋平は、まさに今「一所懸命」だ。あるとき、ステージでこんなことを言っていた。

「愉しみは来世でいいです」
　別に今世をないがしろにしているわけではない。今、動かなければ未来はない、と感じているのかもしれない。
　そしてこうも言う。
「親は僕たちに、『昔、この川では泳げたんだぞ』と言います。でも僕らは子どもたちに『昔、この川は汚くて泳げなかったんだぞ』と言いたい」

　三宅洋平はミュージシャンであり、類い稀な才能あふれるシンガーであり、内なる真実の言葉をメロディに乗せるソングライター。けれど、それらの活動を一旦封印して、選挙に立候補し、全国を「選挙フェス」として巡っている。
　ずいぶん前、政治家になると言い出したときに僕は反対した。ミュージシャンとしての無限な可能性を洋平に感じていたからに他ならない。政治家のひとりになるよりも、三宅洋平という人間の輝きを放ってほしかった。政治に関わるよりも、歌によって多くの人にメッセージが送れる。そのほうが洋平の未来にとっては有意義であると思ったから。けれど、洋平は政治に向かっていった。しかも、もっとも壁が高いと思われる参議院の全国区からの立候補。僕らに夢を与えてくれる音楽や文化のほうが、政治よりも大切なことに違いない。僕は心のどこかにそんな考えを持っていたのかもしれない。

　選挙フェス初日。ミュージシャン三宅洋平を育てた街、吉祥寺。そこで、洋平はこんなことを話した。「誰もいない暗闇のフロア。たったひとりの人間が踊り出す。踊ることを止めなければ、ひとり、またひとりと踊りに人が加わっていく。そしていつしか大きな踊りの祝祭の場となる」
　たったひとりで踊りはじめた洋平。その渦が、少しずつ大きくなってきているのを実感している。ネットで配信された映像によって、多くの人の心に、洋平のメッセージが突き刺さっている。

　選挙では、最後の3日間を「3日戦争」と呼ぶのだという。選挙を戦いとは絶対に言わない洋平によって、3日間は「3日祭り」だ。選挙フェスというマツリゴトも、残すところ、今日の柏と最終日の渋谷ハチ公だけ。洋平のステージからの言葉によって、何度も涙が出てきた。柏でも渋谷でもきっと泣くだろう。

　全国を巡り、いろんな人と逢い、いろんな記事やツイートを読んだ洋平。人と真正面から向き合って話をしている。どんどん、大きく、そして優しくなっているのがわかる。けれどその分、洋平の体力はどんどん低下している。

　僕に、僕らにできることは何なのか。それは洋平のことを少しでも多くの人に伝えること。手から手へ、眼から眼へ、口から口へ。この拡がり方は、強い
絆を生む。

　僕は、今回の洋平の参議院選挙に対して後悔はしたくない、だから一所懸命に三宅洋平を応援する。三宅洋平を、国会に送りたい。
　時間がある方は、柏か渋谷に足を運んで、三宅洋平の言葉を心に残してください。どうしても来られないという方はネット配信をご覧になってください。そして、三宅洋平のことを隣にいる人と語り合ってください。
　三宅洋平に、チカラを送ってください。よろしくお願いします。

選挙フェス2013　DAY16　柏駅

17:00 DJ Nello

17:20 助安哲弥(TEX&SFS)

17:30 Shima(BUDDHISTSON)

17:40 DELI
18:00 cro-magnon session(梅津和時＋ホッピー神山)

18:30 田我流

18:45 METALGUINEE

19:00 三宅洋平

選挙フェス2013　DAY17　渋谷ハチ公
13:45　DJ KEN爺

14:00　DACHAMBO

14:35　cro-magnon feat.田我流

15:00　DJ HIKARU

15:30　Babylon Panic

15:45　沖野修也

16:10　FRYING DUTCHMAN

16:25　（仮）選挙フェスバンド

17:00　KINGDOM☆AFROCKS

17:30　三宅洋平＋山本太郎

20:00　選挙フェス2013　finish
Live Paint DRAGON76

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Lj編集長　菊地　崇