ROTHBURY 7/4 その3
ケラー・ウィリアムスは、
日本でおなじみの「ひとりジャム」ではなく、
バンドのフロントマンとしてのステージに立っていた。
キース・モーズリーのベースも、
ケラーをサポートしながら、
よりファンクに、よりロックに盛り上げていく。
昨年秋から、この4人組でツアーを続けているけれど、
日本にも来てもらいたいなぁ。
そんなことを客席後方の木陰から見ながら思っていた。

そしてヨンダー・マウンテン・ストリング・バンドの登場。
ヨンダーも、緑に囲まれたランチアリーナだ。
ブルーグラスで4人が盛り上げていく。
きっとその盛り上がりは、アメリカ人が持つルーツを感じさせてくれるからなのだろう。
日本ではきっと感じることがないだろうグルーヴ感。
ヨンダーこそ、真のアメリカ的なバンドに違いない。
そしてゲストとしてジョン・フィッシュマンが登場。
弦だけの編成に、あの「ストトン」という音が加わるだけで、
違うバンドに生まれ変わる。
ずっとずっとヨンダー+ジョンのセッションを聞いていたかったのだけど、
ワイドスプレッド・パニックを
どうしても前のほうで見たくて、途中でランチを後にした。

パニックが出演したのがメインステージ。
アリーナは、おそらくフジのグリーンよりもでかい。
しかも、ほとんどが芝生が敷き詰められている。
PAの前、いわゆる裏レールに陣取ることができた。
ここは人があまり入ってこない場所で、
ゆっくりじっくり音楽にひたることができる。

ジミー・ヘリングが正式加入してから、
あまり音源も聞いていなかったのだけど、
確実に音が変わっていた。
ジミー・ヘリングは予想以上にギターを弾く。
個々のメンバーが浮き上がり、そしてパニックとなって結晶する。
音の固まりとなった快感。
音に集中したい。
けれど疲れが音に集中させてくれない。
音に無意識になれない自分がいる。
音を聞こう聞こうとしている自分がいる。
こんなときは、過去にいい体験になったことがない。
前々日にアメリカ入り、そして前日もほとんど寝ていないこともあって、
セカンドセット途中で完全にエネルギー切れ。
次こそ、万全の体調でパニックに向かい合いたい。

セカンドセットが終了した後の花火。
パニックはアンコールなしで終了。
もうこのときは意識がもうろうとしていた。
帰る途中でプライマスがやっていたのだけど、
立ち止まる余裕さえない。
残っていたのは足を動かす気力だけ。
プライマスの盛り上がりに後ろ髪をひかれつつ、キャンプサイトに戻った。
(TK)
日本でおなじみの「ひとりジャム」ではなく、
バンドのフロントマンとしてのステージに立っていた。
キース・モーズリーのベースも、
ケラーをサポートしながら、
よりファンクに、よりロックに盛り上げていく。
昨年秋から、この4人組でツアーを続けているけれど、
日本にも来てもらいたいなぁ。
そんなことを客席後方の木陰から見ながら思っていた。

そしてヨンダー・マウンテン・ストリング・バンドの登場。
ヨンダーも、緑に囲まれたランチアリーナだ。
ブルーグラスで4人が盛り上げていく。
きっとその盛り上がりは、アメリカ人が持つルーツを感じさせてくれるからなのだろう。
日本ではきっと感じることがないだろうグルーヴ感。
ヨンダーこそ、真のアメリカ的なバンドに違いない。
そしてゲストとしてジョン・フィッシュマンが登場。
弦だけの編成に、あの「ストトン」という音が加わるだけで、
違うバンドに生まれ変わる。
ずっとずっとヨンダー+ジョンのセッションを聞いていたかったのだけど、
ワイドスプレッド・パニックを
どうしても前のほうで見たくて、途中でランチを後にした。

パニックが出演したのがメインステージ。
アリーナは、おそらくフジのグリーンよりもでかい。
しかも、ほとんどが芝生が敷き詰められている。
PAの前、いわゆる裏レールに陣取ることができた。
ここは人があまり入ってこない場所で、
ゆっくりじっくり音楽にひたることができる。

ジミー・ヘリングが正式加入してから、
あまり音源も聞いていなかったのだけど、
確実に音が変わっていた。
ジミー・ヘリングは予想以上にギターを弾く。
個々のメンバーが浮き上がり、そしてパニックとなって結晶する。
音の固まりとなった快感。
音に集中したい。
けれど疲れが音に集中させてくれない。
音に無意識になれない自分がいる。
音を聞こう聞こうとしている自分がいる。
こんなときは、過去にいい体験になったことがない。
前々日にアメリカ入り、そして前日もほとんど寝ていないこともあって、
セカンドセット途中で完全にエネルギー切れ。
次こそ、万全の体調でパニックに向かい合いたい。

セカンドセットが終了した後の花火。
パニックはアンコールなしで終了。
もうこのときは意識がもうろうとしていた。
帰る途中でプライマスがやっていたのだけど、
立ち止まる余裕さえない。
残っていたのは足を動かす気力だけ。
プライマスの盛り上がりに後ろ髪をひかれつつ、キャンプサイトに戻った。
(TK)