トマソン、という言葉をご存知だろうか。
赤瀬川原平らが発見した芸術上の概念、のことだ。
例えばこんなもの。

ドアがあっても階段が存在しない。
創作意図の存在しない、見る側による芸術作品。
または無用の長物。
ジャイアンツに在籍したトマソン選手が、
前評判が高かったわりには、まったく活躍しなかったことが、
トマソンの由来になった。
10号のオーガニック号が、今週末に発行。
同時に『15』も発行となる。
印刷物なんて、その内容にまったく興味を持てないのであれば、
無用の長物に他ならない。
すべての人の心に届くとは思っていない。
けれど少しでも多くの人の心に届いてもらいたい。
これが制作サイドのささやかな願い。
(TK)