酸っぱいもの好きの方がいはります。


ドイツのライ麦パンの固くて酸っぱいやつ、あれを薄~く切って食べるのが、好きなんですって。


その方は、発酵食品に凝っておられて、ご自身の食生活の中でも、糀を多用したものを作って、楽しんでおられます。


糀と酒粕と干ブドウ。

「これは、あと引いて、やめられへんねん。」
て、言わはる。
やはり、発酵しているのでちょっと酸っぱいです(笑)






彼女はなんせ、酸っぱいのんが、好き。

私のこさえたものでも、
「これは何?」
「卵にシメジの甘酢あんかけ」
「うん、酸っぱい」


ケーキの生クリームに、
「あの生クリームはなんでさっぱりしてるの?何か入れてるの?」
「たぶん、いい香りのお酒。
あとは……プリザーブドの苺🍓
苺の酸味でさっぱりしてるのだと思う」


まことに、お食事中、ずっと、酸っぱいものに反応してはります。






人の食の好みって、ほんまにさまざま。


夫が酸っぱいものを嫌うので。
だから、酸っぱいおかずが、夫と共有する為に登場する事は、めったにありません。

たまに、「薬やと思て、食べよし」と、私の中の、管理栄養士、食育指導員が、言いますけど。


酸っぱいおかずの登場は、そんな、登場の仕方。



なので、彼女も私も、酸っぱいものが好きだから、良かった。


レモンの薄切り、上等の美味しいぽん酢、アップル🍎パイ、鯖のキズシ、ホタルイカの酢醤油漬け、新生姜の酢漬け、千切り茗荷の甘酢漬け、梅干しおにぎり……
そんなの、大好き。


私の酸っぱいもの好き、枚挙にいとまがないほど、口の中、唾がいっぱいになっちゃう、そのくらい好きだけど、だけど。


私が、特に好きな酸っぱいヘビロテおかずは、千切り野菜のごま酢和え。


冷蔵庫の野菜室の掃除にも役立つ献立で。

野菜何でも、あるものを千切りにして、すりごまたっぷりと酢醤油で和えるのん、を、暇な時に、作ります。
大量。
仕上げにごま油と、柚子の皮を薬味にのせて。

2~3日かけて、自分一人だけで、いただきます。


ザクザクと野菜を噛み締める時、その噛み締める音を、脳みそに聞き込みながら、その音も一緒に味わう。

野菜を食べてる感じがして、私は幸せになるんやけどなぁ。


うちの子は、あんまりそういうの好きじゃありません。
そのような、味わい方も、勧めても拒否りはると、思います。