敷物偏愛になったきっかけは、トルコ。
もともと敷物、大好物だったけど。
トルコに行って、更に。
2回トルコ行った。
10日間周遊という、庶民的グループツァー。
内陸部カッパドキア、洞窟ホテル周辺に、絨毯屋さんがいっぱいある。
自由時間に、とある老舗であろう立派な絨毯屋さん、入って、見せてもろた。
ヴィンテージ、アンティーク、色々なタイプ、サイズ。
物凄い、パワースポットだと思った。
感動した。
国の伝統産業、命こめて、作り上げられた物たちだね。
トルコの、命その物かも知れない、って、思った。
トルコには、とにかく敷物屋さんや、ヴィンテージの敷物生地利用の雑貨がいっぱい売られている。
たとえばクッションとかかばんとか、女性のブーツ👢!なんかも。
イスタンブールの街中やバザールに行けば、素敵な垂涎三尺ものが、どっちゃりこんです。

手前のラグは、モロッコのホテル内のお土産屋さんで、気に入って、購入したもの。
何べんも粘って粘って、何回もホテルの部屋とお店往復して、お店のおっさんが、呆れて諦めてくれるまで。
そして、値下げに漕ぎ着けた、我が愛しき戦利品。
ツァー会社敷物業者は、トルコでも、モロッコでも、敷物を旅行者に買わせようと、ツァー予定に組み込んで、工房に連れて行く。
私は買わない、買えない。
同じグループ内のお金持ちのお年寄り(大概年寄り)が選んだり、値引き交渉してはるのを、横で見てきた。
イスラム教のアラベスク模様は、とても素敵、大好き。
ウールならば何十万円からが普通。
シルクなんて、1メートル四方未満で、何百万円なんてのもある。
壁に貼り付け展示され、裏側から光を当てて、光が透き通るやつ。
薄いのだ。
私は、そんなのを、見るだけが好き。
喜んで、いつまでも見ていられる。
なんでこんなに絨毯が好きなんだろう。
かごと一緒だ。
好きなんだもの、ただそれだけ。

機械ものの、お手頃なのを、買ってしまいました。
この子の良いところは、裏側。
仕上げもきれい。
何しろ緻密です。
何故か、あちらから、すたすたとギャッベ用のタッセルを15個持って来はって。
奥さん、凧糸で自分でつけなはれ、全部おまけにつけますから、と。
お値段も、三割引しまっせ、と。
機械もののお手頃、これが良いとか悪いとか、言う人がいるのかも知れません。
しかし私は、充分満足しているので、放っといて下さい。
この子は回りがネイビー、中央がオフホワイトにそれを囲むピンクベージュと水色。
回りが赤、所々黄色やらなんやら、という可愛いのもあったん。
赤は、夏にちょっと暑苦しいかも知れませんよ、とのアドバイスを、真摯に受けとめ、この地味めカラー選択に至る。
風邪ひき終わりかけの、脳みそカラカラの私の浪費癖。
年金生活で、こんなんしてええんやろうか?
命は、続く!!
