何なのかわからない。
おそらく百合?
去年、佐野先生にいただいた、花後の植物。
で、その球根を植えといたん。

小さい小さいお花。
ずっと楽しみにして、待っていました。
昨夕、隣のマダムに「もうすぐ咲くねん、珍しいねん(ふんぞり、鼻息プハー)」
して、自慢していたその時!
「この葉の裏の紫色の葉脈がなんと、美しいと、お思いになりませんこと?」
と、葉を触りながら、その美しい葉の裏を見せたその時、私も指先に感じた違和感!
ナントナントの難破船!
葉の裏側に虫の(おそらく蝶々、あいつや!)たまご。
隣のマダムに自慢して見せて良かった。
自慢しなければ、葉を触る事もなく、気がつかず、可愛いお花や❤と、喜んで見るにとどまり、そのまま自然の摂理プロセスは進んでゆき、この百合ちゃんは、孵化した青むしか、毛虫の餌食になり、食い荒らされて無残な姿、という、阿鼻叫喚地獄の様相を呈された、そんな状況になっていたでしょう。
良かったよ、気づいて。
自然の仕業は、全部、黙って行われる。
あな恐ろしや。
そんな風に考えれば、蚊がうるさいのは、ありがたい事かも知れん。

百足蘭です。
百足のように見える。
北野の天神さんで、
「初心者🔰でも、全然育て易いよ」
と、おっさんが言うてたので、何かと抱き合わせで、買わされたん。
なんのなんの!
全然繁茂成長速度遅し。
おっちゃん、嘘やぁん。
確かに丈夫ではあるかも知れない。
しかし、なかなか成長はせんぞ。
石田精花園のネットショップ見たら、8センチで8千円とある。
フロッシュという食器洗剤容器をお庭にぶら下げて、口にちょこんと乗っけて、(成長遅いなんて全然知らないもんやから)
増やしたろ、って、野望を持ち、確かに死にはしないが、なかなか成長せんなぁ、と、感心してたけど、そうなんやね、なかなか大きくならないんやね。
おっさん、大きいのん持ってはった。「初心者に、一番育て易いよ、花もこんなん」
と言って、スマホで撮った写真見せてくれはったけど。
ぜーんぶ、嘘やったのね。
そして、こっそりの自慢だったのかしら。
百足蘭、おさ蘭、麦蘭、そして、シダ類などなど、うちには変なものがいっぱい。
特に富貴蘭、セッコクの類いは、近所のイズミヤでも売ってるので、数知れずある。
が、そのどれもが花をつけるわけではなく、死にはせんが、繁茂しづらく、確実な開花を期待してたら、裏切られるような、そんな植物です。
それよりも、普段からの根の形状や、全体のフォルムを眺めている方が楽しい❤
こんな事言うと、たぶん、マニアなプランターさんは、
「花咲かせられんなんて、この、愚か者、ていたらく者めが」
と、おっしゃるでしょう。
私にとって、花が咲く、という事は、毎年毎年、必ずしも咲いてくれんでも、いいのです。
それよりも、普段から病気せんで、楽しく生きて、風に吹かれたりこらえたり、暑さに負けず、夏の水撒きに喜び、そんな日常を味わった上での、時期が来たら、花咲く❤、のは、素敵で可愛くて、嬉しい歓心な出来事なのです。
もちろん、夏ならば夏のペチュニア、冬のパンジー。
絶対咲いといてくれんとあかんものも、あります。
が、そんなに、花*花しなくっても、緑の形状見せてくれるだけでも、生きてるだけで丸もうけ、なのです。
明石家さんまが好きなわけではありませんが、私もそう思います。