のろのろ台風一過、のはずが。
午前中は、けっこう雨が降り、
なぁーんか、スッキリせんし。
庭がダメージ受けてるかどうか、
さっそく調べに行かなくちゃ。

ガーーン、ショック、悲しい。
や、やられている。
雨、風に、ではない。
アオムシ。
自作ワイヤーかごに、アメリカヅタを植えていて。
この子は、毎年、何らかの受難に遭遇する、気の毒な子で。
砂苔もキープしぃの、気持ちよく伸び伸び延び延び風に揺れる枝、そして斑入りのもみじ様の、葉模様も爽やかに。
今年こそ、無傷で育生しようと、注意していたつもりが。
嘘やん。
昨日は台風、1日中強風と雨でっせ。
1日こもって、庭メンテせんかったからか?
5~6匹のアオムシが
何の幼虫か知らんけど、
五体投地して進んどるやないか、
私のアメリカヅタに。
うちのアメリカヅタは、チベット仏教の聖地ラサなのか。
しかも、もうちょいで、蔦の葉は、全滅寸前。
半分残す事ができて、良かったわ。
そう言えば、昨日、台風の最中、雨が小降りになったら、蝉は鳴いとった。
8年間の成長過程を経て、地面から出てきたら、地上世界は台風、て、そりゃ気の毒な話やわ。
思わず蝉に同情、共感。
せっかく、この最後の一週間の為に、ただただ、生きて、全うするのみ、さぁ、鳴こう、いや、鳴かねばならぬのじゃ、と、蝉が思てるかどうか?は、定かではありませんが。
昨日、雨の中、鳴いとった。
ファーブル先生もびっくり、さね。
そして、アオムシも、たまたま(何かの蝶々)お母さんが産みつけた、うちの庭の蔦の葉の裏。
卵からかえったら、世間は台風やっただけで、それでも、彼らは成虫へと、成長しなければならないから、蔦の葉っぱ、食べますわな。
ただただ彼らは、命の全う、という宿命に従って生きるのみ。
そこに、温かい、冷たい想いを、私が勝手に寄せて、拠り所のない思いに浸っていても、それは時間の無駄。
地球は、人間だけのものではない。
それにしても、虫のポテンシャル、凄い。
古代のエジプト人が、スカラベを崇めた気持ちわかる。
差し詰め、うちだったら、ダンゴムシか?
ダンゴムシの、何匹いんねん?的、湧いて出てくるような、再生力にも、見習うべき、パワーを感じ、思わず崇めそうになる…
ううん、断じて、ない。
あくまで駆除対象。
悪さすんなよ、お前ら、的な。