真理先生の紹介で、仏彫のお教室の見学に行きました。
お茶のお教室と同じ会館です。

早めに家を出発したにもかかわらず、松尾大社のあたりは、土曜日あんなに混んでいる。
そりゃそうだ、どピーカン晴れの行楽日和、雲一つありません。

ラッシュを抜けて、着いたのが、お教室始まりちょうど、あちゃー。
長く座っていて、寄る年波、催し感が。

トイレの場所を聞いて、個室の扉を開けたら、おじいちゃまが先客で入ってはった!
もう!おじいちゃま〈仏彫の生徒さん)、鍵かけて入ってよ!と言いたい。
ちびまるこちゃんみたいに、額に斜線と汗が・・・

しばらく外で待ってたら、おじいちゃまが出てきはって、
もう、便座下しといてよね。
私も一件落着。

うん?あれ?
ポソって音が背中でしました。
トイレのタンクの上に置いてあった予備のトイレットペーパーが一個まるごと、お水の中にぃ~~~!

どうしようどうしよう・・・

拾い上げて、水分を絞って、便器の陰に置いておく事にした。

まさか、お教室に持って行って、こんなんしたのは私です、って、言えない~。

今日のこの日の、トっ散らかりのシッチャカメッチャカ、これは、
この教室はお前には合わない、という紙、いえ、神の示唆か?という言葉が脳裏に一瞬浮かぶ。

無理矢理、気を落ち着けて、周囲の皆さんのを見学して、目が飛び出る。
ギョエー!!レベル高過ぎ!

それもそのはず、超一流仏師Mの先生やん、私、知らなかった・・・

それでも、超一流の先生という方は、垣根のない方なんですね。
惚れ惚れするような魔法のような、彫りの技を見せつけ、
ド素人の私が安心するように、冗談で我々を笑わせ、
人間の魅力をも、見せつけて、帰って行かれました。

あの会館のオーナー女性〈お茶の先生)も、仏彫の先生も、すごい。

ああ、この空間で、この人達のそばで、大きな木にとまる小鳥のようにして、
私はずっとお話を聞いていたい、と思わせる。

その人のお茶の所作を見るだけで、異次元空間が拡がる。

あるいは彫刻刀で木片を彫っているだけという原始的な行為を見るだけで、、
これって無音のリズムを刻む崇高なパフォーマンスや、という尊敬を私の心に産ましめる。

すごい人が多すぎて、目を回してクラクラしそうでした。

帰りの車中、ふっと呟く、「身の程知らず」

けど、もう、お金払いこんじゃった。
ええい、ままよ! リズナの恥かき人生、一歩づつ進むだけや。