コロナが明けて以降、マスク着用義務はなくても。

何となくここではマナー的にマスク着用した方がいいのかな、という習慣が身についた感じ、します。


これが日本人、なのかな?



絶対マスク着用!しかも、不織布のやつ!
と、言い咎められ、怒られる関所が、姑がお世話になってる医療型介護施設です。


優しかったはずの受付のお姉さんが、声きつめで、注意しはるねん。
布ではあきません!なんですって。
はい、御意のままにぃ〜🙇‍♀😅




コロナ明けから、夫と私は面会を申し込み、ちゃんちゃんと面会に行く。
行けるようになった。



じゃあ、面会で、姑との交流というか、コミュニケーションとれるのか、と言うと、そんなんはない。


ただ、寝たきりの意識のない、変わり果てた姿の姑の横たわる前で、二人座って黙って10〜15分ほど過ごす。



それが、お寺の掛け軸の涅槃図のようだ、と私は思う。

私は。
この面会の間、心の中で、姑にありがとうと言ったり、あの時ごめんね、と謝ったり、Amazing Graceを、心の中で歌ったりしている。


お願い事は、あんまりせん。
彼女の息子(私の夫)の健康とか、精神的な安定とか、言いたいけど笑
彼女に、お願い事してもしゃーないほど、ご利益は望めなさそうやから。



ただ、3人の孫の事は、今度面会の時に頼んでみようかな、と思う。
DNAは、受け継がせてもらっている。
彼女の存在がなければ、我々の娘3人の存在はない。

お願い事🙏、していいのかどうか、それもわからない。
だって、まだ亡くなってはらへんやん‥‥‥💦
こんな考え方は、間違っているのかも知れん。
ごめんね、おばあさん。



この施設に来るまでの、南丹の自立型介護施設は。
今から思えば、(何が自立や)と思うくらい、彼女の状況に合っていなかった。




介護というものを経験する人それぞれの、浅さ重篤さ。
端から見るにつけ感じる、その切なさ。



人生のモットー。
子育ても、親の通院やらお世話やら。
「できる範囲で精一杯」という言葉を自分に声かけして、納得して過ごして来た。
長かったと思う。



今の医療型介護施設に移った途端、バンと世の中がコロナになり、姑には何もせんでもよくなった。


姑自身が、俯瞰してご自身を見る事がある時には、その望まぬ姿に、きっといややー、と思わはるやろう。


それが、胸が痛いし、切ない。

夫は、何も。
一言も言わないけれど、同じように思てるやろう。