ご訪問ありがとうございます
皮革用塗料の専門家Lizedのりうです
(常にYouTube垂れ流し
*さくらんぼ。
今日は”染料って乗ります?”について書いていきます
こんな質問をもらいました↓↓↓
エイだったけな。爬虫類の染め替えをしたいと。
質問してくれた方は…ちゃんと何を染め替えたいと言ってましたが。(記憶が曖昧w
よく見掛ける、革や革製品向けの塗料やケア製品に明記されてますね
爬虫類や起毛の革には向いていません、ご注意くださいっていう決まり文句
起毛革の話は置いといて。(また今度ね
爬虫類って、一般的な革=牛・豚・馬・羊・山羊と繊維層が異なります
一般的な革の表皮は毛穴があって、特有の肌目があって、凹凸があるけどね
爬虫類の鱗(うろこ)や斑(ふ)は、簡単に表現すると…半端ない
ワニと言っても種類があるし。クロコダイルでも種類がある
リザード(トカゲ)やエイ(ガルーシャ・スティングレイ)とかも表皮が特徴的
仕上げる立場からだと、表皮の鱗と斑以外に大きな問題がある
1枚だと見た目以上に部位によって繊維層が異なる
繊維が詰まっている硬い箇所は密着不良の可能性がある
そして艶出しをする場合は、一般的な革よりもアイロンやグレージングの負荷を掛けないといけない
ちょっとどころか、仕上げの組み立て方が特殊なのです
一般的な革の仕上げは想定できるけど。
爬虫類のような、特にワニ・リザード・エイなど表皮が尖っている革は想定できない仕上げをしている可能性がある
革自体が高価なので、とんでもなく手を掛けている可能性もある
リムーバーCで塗装膜を剥がせて、吸い込みがある状態にできれば染料は吸着する可能性が高いです
分かりやすく言うと…逆に
リムーバーCでビクともせずに、吸い込みがなく、水を弾く状態であれば。
染料を塗っても吸着せずに、擦ったら染料が取れてしまう可能性があります
Lizedのリムーバー処理の考え方はこちらから↓↓↓
結論は…リムーバーで剥がせるなら可能性がある。目立たない箇所で試してね。
これは再塗装リペアと同じ考え
吸い込みの無い場合は、染料も弾くかもだし、塗装しても層間剝離の可能性があります
吸い込みがあれば、どうにかなる可能性がありますよ
つづく
****************************
待たずにワークショップを体験したい方は事前予約を受け付けています
WEB SHOPのCONTACTよりお問い合わせください
お席予約だけでも受け付けています
スムーズに対応する為に事前に連絡を頂けると幸いです(^o^)/
イベントスケジュール
2022年
8/26-27 東京都墨田区 革にまつわるエトセトラ
9/1-3 素材博覧会KOKURA
9/4 熊本エンゼル 革の仕上げ講習会~Lized SUPPORT
9/9-10 おおさか手づくりフェア
9/29-10/1 【調整中】素材博覧会YOKOHAMA
11/24-26 【調整中】素材博覧会KOBE
LINE@はじめました
ランキングに参加しています。ポチっと応援お願いします^^
インスタ更新中!!