なんじゃ?それ「インドにオーロラ」?/乱れの領域の厚みが増 | LIZABSTRACT

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そんなことある?

なにか別の現象でしょうか?

 

 

 

衛星磁場と関係あるのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

2024/ 5/10 15:10 更新
X2.2、X1.1の大規模フレアが発生しました。CMEによる太陽風の乱れが近付いています

担当 篠原

NOAA/SWPCの太陽風予報が更新されました。
太陽風の乱れの到来の予想時刻は、
11日8時(世界時10日23時)頃と少し遅くなっていますが、
次々に飛び出したCME(コロナ質量放出)による乱れが連なって、
乱れの領域の厚みが増して
います。


実際にどの様な変化がやって来るのか。
今夜以降は、太陽風の推移に注目して下さい。
磁場の強まりがやって来て南向きに大きく変化すると、
磁気圏の活動が強まる可能性も大きくなります。



太陽では、南西(右下)に進んだ3664黒点群の活動が続いています。
昨夕、9日18時(世界時9日9時)にX2.2、
今日未明、10日2時半(世界時9日17時半)にX1.1と
大規模フレアを2回起こし、
その前後に、M2.3、M3.1、M2.9、M3.7などの
中規模フレアが発生しています。

2つのXフレアとそれに伴って発生したCMEの様子を、
SDO衛星AIA131、SOHO衛星LASCO C2、C3の動画で紹介します。
CMEは、どちらも太陽を囲む様に広がっていて、
太陽風の乱れは地球に到来しそうです。

これらの乱れも含めて、
今後の太陽風は複雑な変化をしそうです。


X線グラフは、
グラフの後半でフレアの発生が少なくなっています。
3644群の活動はこのまま穏やかになるのか、
しばらく休んで再び活発になるのか、
引き続き注目してください。


太陽風は、速度は450km/秒から420km/秒に少し下がり、
磁場強度は、4nTから6nTに少し強まって、
グラフの最後は1nTと弱くなっています。

磁場の南北成分は、磁場が少し強まったところで、
南向きの変化が見られ、
AE指数で500nTに達する程度の磁気圏の活動を起こしています。
現在は磁場が弱くなっているので、
この後の磁気圏の変化の変化は小さくなりそうです。