今朝 ４時06分ころが、
月が最も南にある時だったそうです。
これは 朝４時半頃の月です。
もう 空が明るくなり始めています。
百人一首にこんな和歌があります。
あさぼらけ ありあけの月と みるまでに
よしののさとに ふれるしらゆき
坂上是則
坂上是則 さかのうえのこれのり は三十六歌仙の
ひとりで、坂上田村麻呂の末裔だと言う話もあります。
ふつう 平安朝で 「有明の月」と言うと
長月の秋の 朝方まで出ている月の事を指すのですが、
秋の南中にある月と言うのは、高度が高いのだ
そうです。そしてもっと暗い
身も凍る朝の空の中に
丸い月がぽっかり浮かんでいる様子が
見所であり、吉野の山深いところでも
綺麗な月が観られるのでしょう。
しかし 春の南中の月は
高度は高くないものの
このような 見所があることを
今日 初めて知りました♪
東の空を 朝焼けが茜色に染めています。
なんて 清々しい朝でしょう。
自然が織り成すものの中には
毎日 新しい発見があるものですね。