鱧(はも)① | LIZABSTRACT

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東京生まれの私は、
鱧という食べ物に馴染みがない。
時々TVで鱧の骨を料理人が切っているのを
観た事があるくらいで、鱧を食べた経験が
あまりなかった。


この前関西で始めて
しっかり鱧というものを食べてみた。
しかもさすが関西!
スーパーにも鱧が売っているのだ。


酢味噌か梅酢、又は甘辛いたれで
焼くらしいが、なんだかピンとこなかったので、
鰻の白焼きのように、焼いてわさび醤油で
頂くことにした。


付け合せのたれは化学調味料が入っていて
あまり食べた事がないと言うのも
理由なのだけれど、
シンプルに焼いただけ。が、すっきりしていて
美味しかった。




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おととい、ちょっと鱧と言う魚について
調べてみたら、
どうやら「ウナギ目ハモ科ハモ属ハモ」
だと言うので、まんざら白焼きは
間違った方向ではなかったと思った。



それで面白い事に気づいた。


「特に祇園祭の暑い季節に長いものを
食べると精力が付くとして、
鰻と共に食べる風習があり、
夏の味覚の代表的なものとして珍重される。」


「祇園祭(この時期に京都で旬を迎える
ハモの料理で客人をもてなす事から、
別名ハモ祭りと呼ばれる)」 wikiより


こう書かれていた。


どうやら鱧は祗園祭と関わりが深いらしい。

祗園はシオンであり
イスラエルのシオンの丘と同じ意味を持つ。

祗園祭の山車にはエジプトのピラミッドや
モーゼ五書に出てくる話がモチーフとなった
図柄が描かれている。



様々な憶測や謎のある祗園祭だが、
エジプトの祭で、やはり魚を食べる習慣となって
いる祭りがある。



その祭りは「シャーム エル ナスィーム」
日本語では春香祭と訳される。
シャーム エル ナスィームにはリンガ
(またはレンガにちかい感じで発音)
と呼ばれる乾物の干し魚を食べる。



移動祝祭日なので、4月5日が
シャーム エル ナスィームなのだが
必ず季節の春であるわけではない。


レンガはカチカチに乾燥した状態を
市場でみる事がある。



以前、長くカイロに住まれている方に
レンガは何の魚でしょう?と聞いた事があった。

その方がおっしゃるには、
タイセイヨウニシンという種類のニシンの塩漬けを
干したものだそうだ。


そういうえば身欠きニシンに似ている気もするが
身欠きニシンもあまり東京では食べないので
私にとっては馴染み深い魚ではないのだが、
タイセイヨウニシンと鱧には、
共通点があるようにも思える。


遠くの海から運ばれてくること。
エジプトにはナイル 京都には加茂
共に名だたる川があるのに川魚ではなく
海の魚だ。


白身の魚であって皮は黒っぽい事。


鱧は「全長1mほどのものが多いが、最大2.2mに達する。」
そうだが、それ程の長ものでないにしろ
タイセイヨウニシンも魚体は細長くて、
体長30㎝~45㎝程だそう。



7月17日がノアの方舟がアララト山に辿り着いた
日で、祗園祭も同じ日。というのは
宇野正美の説なのでしょうか?


もし7月17日が方舟がアララト山に
到着した日だとしても、当時の暦が月の暦なので、
季節感としてはそれが夏だとは限らないと思う。



祗園祭の鱧を食べる習慣が、古代イスラエルを
源とすると考えるならば、
ノアの方舟がアララト山に辿り着いた時に
初めて食べた動物性の食事が白身の魚だったと
考えるのはどうだろう?



人間はノアの洪水より前は、
神から動物や魚を食べる事を許されていない。
洪水によって無くなった植物性の食糧を
補う為に神は人間に肉食を許したのだ。


・・・つづく