▲ＥＴＶ特集 核燃料サイクル迷走の軌跡 前編
の続き。
[ＥＴＶ特集 核燃料サイクル迷走の軌跡 後半 ] を見ました。
１９９０年代以降 稼働する４０基の原発から出る
プルトニウムが溜まり始めてきた。
巨額の費用を壮大な夢の計画に
ぶちこみ続けた５０年、
度重なる失敗に揺れながら、
しまいには
「日本にとってプルトニウムをFBR（高速増殖炉）
に使うことが大事なのか
いや全国の原発から出る、
プルトニウムを使うというのが大事なのか
どっちなのかすら、もうあやふやになってきた。
そんな内容でした。
そして、壮大な夢を追って巨額の費用を使い
今もまだ使い続けていて、
残されたものは２万４千年半減期の核のゴミ
その処分はすべてこれからの世代に託された。
何より腹がたつのが、その当の元科学技術庁の
官僚たちが笑い声をたてながら
「いやわたしなんてほんと貧乏くじで・・・」
「日本ではプロジェクト不滅の法則というのが
あってですね いかにおかしくても
死なないと」
それでもこの人たちどれだけ国民のお金を
どうしようもない研究につぎ込んで
毎月トップは飯食って話してる。とか
どれだけ好き勝手やってきたか
その予算で呑み歩いていたに違いない。
そういう時代だった。
そういうなら日本全部がそういう時代だったけれど、
それでもまだ目覚めていないらしい。
今日このニュースを教えてくれた人が居た。
☆.・★,・,.。☆.・★,・,.。☆.・★,・,.。☆.・★,・,.。
もんじゅ:試験計画１億円発注 存廃論議中に原子力機構
毎日新聞 2012年06月08日 15時00分
廃炉も視野に研究開発計画の見直しが進められている高速増殖原型炉「もんじゅ」（福井県敦賀市）の試験運転再開が可能になった場合に備え、日本原子力研究開発機構が今年３月下旬、試験計画作成などの契約を計約１億円で複数のプラントメーカーと結んでいたことが分かった。東京電力福島第１原発事故後の原子力政策見直しに伴い、もんじゅの試験運転再開は今年度予算への計上が見送られたが、今回の契約は昨年度予算を使って駆け込みで行われていた。
もんじゅは１０年８月、燃料交換用の炉内中継装置が原子炉内に落下するトラブルで試験運転を停止。今年３月に再開予定だったが、福島の事故を受けて延期となり、文部科学省は昨年１２月、国の原子力政策が示されるまでは維持管理や安全対策のみを行うとの方針を示した。
http://mainichi.jp/select/news/20120608k0000e040218000c.html?inb=yt
☆.・★,・,.。☆.・★,・,.。☆.・★,・,.。☆.・★,・,.。
まだまだ止めるつもりは全くないらしい。
文部科学省って原子力ムラの担い手を教育する機関
なんじゃないかと疑ってしまうよ。
契約した複数のプラントメーカーもふざけている。
☆.・★,・,.。☆.・★,・,.。☆.・★,・,.。☆.・★,・,.。
実は[ＥＴＶ特集 核燃料サイクル迷走の軌跡 後半]
の動画を見る前に、小出先生の動画を見た、
この中で小出先生が実に手短に
燃料についてわかりやすく語ってくださっている。
そして最後にガンジーの言葉で〆たのが
心に響いた。
ガンジーの説いた七つの社会悪について語り
その全てが原発問題に照らし合わせて
あてはまる悪なのだ。
この言葉はガンジーの墓碑に刻まれているのだそうです。
七つの社会的罪 (Seven Social Sins)
1.理念なき政治 Politics without Principles
2.労働なき富 Wealth without Work
3.良心なき快楽 Pleasure without Conscience
4.人格なき学識 Knowledge without Character
5.道徳なき商業 Commerce without Morality
6.人間性なき科学 Science without Humanity
7.献身なき信仰 Worship without Sacrifice
（ http://www.kanshin.com/keyword/1232137
このサイトから転載させていただきました。）
