夫について海を渡りはや3年。
憧れの駐妻ライフが待っているかと思いきや、ここはヨーロッパ。
ゴージャスな贅沢ライフとは無縁の質素な生活を送っております。
その代わりに、駐妻としてのお勤めもほとんどなく、子供たちも日本人学校ではないので駐妻ヒエラルキーの面倒に巻き込まれることもなく、気楽に暮らしています。
しかし、やはり出会う中には変わった駐妻もいらっしゃいます。

1) 引きこもり型
せっかく子供をインターに入れたのに、学校に関わるつもりは一切なく、人付き合いをするつもりもない。英語が不得意というので、ヘルプを申し入れるも、益々避けられる結果に。誰とも付き合わず、何処へも出かけず、毎日何をしているのか、誰にもわからない秘密主義の不思議さん。

2) 自己愛型
自分自慢がとても多く、夫の会社、地位、年収などで人をランク付し、自分のレベルに見合った人以外は見下す。謝ったり認めたりが苦手なので、批判はすべて「嫉妬」と捉えるポジティブさん。友達が少ないがゆえに引きこもりがちだか、それゆえに独りよがりの理論を展開する。その実、自分がなく、人から聞いた情報などに振り回され、主義主張がころころ変わる。

3) カルチャーギャップ型
現地の感覚と、日本人の感覚との良いところどりをする、長期滞在者に多いパターン。それが素敵な方向へ向いていればよいが、自分に都合の良い感覚のみを取捨選択しているので、往々にして一貫性がなく、トラブルを起こす困ったちゃん。

1は最初から関わってくれませんが、2、3はかかわると面倒なことになるので、関わらないのが一番。
でも、共通しているのは、どの方(型)も孤独だということです。
3年暮らしてみて思うのですが、親や結婚前からの友達から離れて、見知らぬ土地で暮らして行くのは本当に心細く寂しいものです。
そこで元々の性格によって、数年のことと割り切って引きこもる人、他人を見下すことによって自己顕示欲を満たす人、はたまた自分なりに現地に溶け込もうとしておかしな方向へ行ってしまう人、が出てくるのも仕方ないことなのかな、と思います。
昔から知っている親や友人もいないから、軌道修正してくれる人もおらず、ますますそれに拍車がかかっていく。。
私も気をつけよう。
孤独は人をおかしくするんだな、と実感する毎日です。
もう何年放置したかわからないブログ。当時読者だった皆さんもブログをやめられた方が多く、削除しようかと思いましたが、読み返すと子供たちが小さかった頃の話が懐かしくて、このままにすることにしました。
まだ読んでくださる方がいらしたら!ご挨拶を兼ねて近況報告です。
早いもので、幼稚園児だった息子たちは中学生になりました。今は家族四人、夫の仕事の都合でヨーロッパの某国で暮らしています。英語など一言も話せなかっだ彼らも学校で揉まれながら立派なバイリンガルになり、私も東京に比べたら何にもないこの国の田舎暮らしに、3年経ってやっと慣れてきました。
思えば仕事を始めて余裕がなくなり、ブログをやめたのでした。その後、フェイスブックが出てきてすっかりブログから遠ざかってしまったけれど、長い文章で当時の生活を振り返ることができるブログのよいところを改めて認識しました。
今は子供通う学校のPTAや塾・野球の送迎、その合間に食べさせる5食(男子2人食べ盛り!)の調理に追われ、相変わらず慌ただしい毎日ですが、不定期ながらもまた時々書こうかなと思っています。もしも、思い出したらまた覗いてみてください。
皆さんがお元気でいらっしゃることを願っています!2015年もよい一年となりますように!

皆様


お元気ですか?

最終更新日をチェックしてびっくり!

6/15ですって!


実は何度も書きかけたことはあったのです。

しかし、なんとも言い訳がましかったり、

文章が気に入らなかったりで

ついぞ更新しないまま、今日に至ってしまいました。

月刊どころか、季刊もままならないほどのタイムラグ。

そのなかでも、ちょくちょく覗いてくださっている方々がいらっしゃることに、

心より御礼申し上げます。

私も読み逃げですが、皆さんの記事拝見してますよ!

どうぞ、ご勘弁くださいませ。


2月に仕事を得てから、本当に怒涛の忙しさでした。

しかも、文章を書くことを仕事に選んでしまったので、

プライベートでまで文章を書くだけの気力と根性が残っていなかったのも事実です。

かれこれ5月に初仕事が日の目を見てから早や半年。

ずいぶん慣れてきましたが、毎月脱稿後はふらふら。

まだまだ余裕もなく、一日のほとんどを仕事に費やす日々が続いています。


思えば、このブログを始めたきっかけは、

「母でも妻でもない、本来の私」を主張したいと思ったことでした。

なのでタイトルも、それを反映したものになっています。

結婚する前から、「子供ができたら仕事を辞める」のは夫との約束でした。

そうして、妊娠8ヶ月で大好きだった仕事を辞め、家庭に入り8年。

「私は何のために存在しているのか」ばかりを考えてきました。

もちろん、子供は可愛いのです。

夫が私たち家族を養うために日々頑張ってくれていることにも感謝しています。

でも、私は何のために生きているのだろう?本当の私はどこにいるのだろう?

そんなことばかり考えて暮らして、とても苦しい日々でした。


仕事をしていたときは、頑張れば頑張っただけ評価され、

それが対価として支払われ、自分がほしいものや、望むことを手に入れることができた。

でも、育児や家事は、どんなに頑張っても、どんなに手を抜いても、

世間的な評価などなく、ましてや対価もない。

きっと子供を育てるって、そんなものを超越した、ものすごく意味のあることなのだと

今の私ならばわかりますが、

その最中で一人きりで戦っていた私には、

そんな実感は全くありませんでした。


そんななか、始めたブログがきっかけで、

いろいろな方に出会うことができました。

専業主婦に囲まれ、世間とのつながりを絶たれたと感じていた私は、

母でもない、妻でもない、ただの「ユウ」として接してくださった皆様との交流を通じて、

「母」も「妻」も、「ユウ」であるところの私を構成している一部分であると実感することができました。


今「一人の人間としての私」が、もう一度「仕事」という土壌に立ち

「ママ」と「妻」と「WOMAN]の三足のわらじを、名実ともに履いて歩み出しています。

これで、私がほしかったものはすべて手に入ったように思います。

子供の情緒が不安定になったり、

夫の理解が得られないときもあったり(おおむね彼はとても協力的ですが。)

いろんなことがありますが、

この三足のわらじを履いてよかったと思う日がくるよう

頑張っていきたいと思い、今、日々精進しております。


しかし、今の私にはこのブログを続けるだけの余力がありません。

いろいろと考えた結果、このブログはしばらく休止させていただくことにしました。

長らく読んでくださっていた皆様、ごめんなさい。

本当に心から感謝しています。

皆さんのブログには伺い、拝見させていただきますので、

どうぞ、これからも宜しくお願いいたします。


今度このブログを更新するときは、

タイトルも新たに、新しい私で更新することにしたいと思います。

そのときの私がどんなテーマを見つけることができるのか、

自分でも楽しみです。


またお会いできるのを楽しみにしつつ、

ひとまず小休止とさせていただきますことをご報告いたします。


これまで本当にありがとうございました。


取り急ぎご挨拶まで。


ユウ