憧れの駐妻ライフが待っているかと思いきや、ここはヨーロッパ。
ゴージャスな贅沢ライフとは無縁の質素な生活を送っております。
その代わりに、駐妻としてのお勤めもほとんどなく、子供たちも日本人学校ではないので駐妻ヒエラルキーの面倒に巻き込まれることもなく、気楽に暮らしています。
しかし、やはり出会う中には変わった駐妻もいらっしゃいます。
1) 引きこもり型
せっかく子供をインターに入れたのに、学校に関わるつもりは一切なく、人付き合いをするつもりもない。英語が不得意というので、ヘルプを申し入れるも、益々避けられる結果に。誰とも付き合わず、何処へも出かけず、毎日何をしているのか、誰にもわからない秘密主義の不思議さん。
2) 自己愛型
自分自慢がとても多く、夫の会社、地位、年収などで人をランク付し、自分のレベルに見合った人以外は見下す。謝ったり認めたりが苦手なので、批判はすべて「嫉妬」と捉えるポジティブさん。友達が少ないがゆえに引きこもりがちだか、それゆえに独りよがりの理論を展開する。その実、自分がなく、人から聞いた情報などに振り回され、主義主張がころころ変わる。
3) カルチャーギャップ型
現地の感覚と、日本人の感覚との良いところどりをする、長期滞在者に多いパターン。それが素敵な方向へ向いていればよいが、自分に都合の良い感覚のみを取捨選択しているので、往々にして一貫性がなく、トラブルを起こす困ったちゃん。
1は最初から関わってくれませんが、2、3はかかわると面倒なことになるので、関わらないのが一番。
でも、共通しているのは、どの方(型)も孤独だということです。
3年暮らしてみて思うのですが、親や結婚前からの友達から離れて、見知らぬ土地で暮らして行くのは本当に心細く寂しいものです。
そこで元々の性格によって、数年のことと割り切って引きこもる人、他人を見下すことによって自己顕示欲を満たす人、はたまた自分なりに現地に溶け込もうとしておかしな方向へ行ってしまう人、が出てくるのも仕方ないことなのかな、と思います。
昔から知っている親や友人もいないから、軌道修正してくれる人もおらず、ますますそれに拍車がかかっていく。。
私も気をつけよう。
孤独は人をおかしくするんだな、と実感する毎日です。