26歳頃にマクロビオティックの食事法を知ってから、
野菜の切り方とか調理時間とか、厳密に陰陽バランスを取ることは全くしませんでしたが、
基本的に玄米+豆+野菜の食生活をずっと続けてきました。
非常に大雑把ではありましたが、一応、マクロビ信者だったのです。
特に、玄米は完全栄養食で、玄米だけでも必要な栄養は摂れると思っていました。
それが、2年前にケトジェニックダイエット(ケトン体ダイエット)、いわゆるLow Carbダイエットを試験的に1ヶ月半やったとき、
身体がみるみる変わりました。
食べても食べても体脂肪がするすると減り、最終的に17%になりました。こんな数値は人生で初めてでした。
ジムで筋トレ、ジョギング、ウォーキングと、しょっちゅうエクササイズできるほど元気。
ただ、もともとあまり食べる習慣のない、卵、チーズ、肉を毎日毎食ガンガン食べるということに耐えられず、1ヶ月半で辞めましたが、
そのとき、ふと思いました。
マクロビやってる人たちって、筋肉つけられるのかな?
たくさん運動したり、できるのかな?
ケトジェニックダイエットでは、摂取できる糖分が一日に40gまでだったので、
すべての食材が含む糖分を調べたり、大雑把ではありますが一日の摂取量を計算していました。
その後、元のマクロビ生活(玄米菜食)に戻すと、マクロビの食事が
ものすごくHigh Carbであることにすぐに気づきました。
お米はたくさん食べますし、白砂糖は使いませんがみりんや麦芽糖などは使いますし、私は干ししいたけやさつまいも、ひよこ豆など糖分の高い食材もよく食べていました。
それと、自分はプロテイン不足である、という自覚がありました。
鍼治療に行ったとき、ドクターから「气血虚」(気の流れが悪い、血が不足し循環が悪い)と言われたり、
長年悩まされていたのが低血糖症です。いつも身体がなんとなくだるくて、眠い。
私は甲状腺機能低下症の症状も少しあるので、これも関係しているのかも分かりません。
そして、長年マクロビオティックを忠実に実行されていた方の
「僕が菜食を辞めた理由」https://neem.ti-da.net/e7306447.html
を読んで、うーん・・・と思わされました。
特に、彼もずっと低血糖症だったという話や、ヒトの腸の長さからすると肉食メインの雑食が適している、と言う話。
彼が菜食を辞めるに至る過程と同様の話を、長年ヴィーガンだった人がしているのをYouTubeで聞いたこともありましたし、自分の症状を鑑みても、そうかもな、と。
で、結論として
High Carbの食事は、自分には合わない
と思いました。
もちろん、今でも、マクロビにも良い点はあると思っていますし、リスペクトもあります。
化学調味料やケミカルな食品を避けることだとか、なるべくその土地で取れたものを食べるだとか、
これからも持ち続けていきたい考えを、マクロビから教わりました。
ちなみに、私がお肉や魚を食べなかったのは、動物愛護の考え方によるものではありません。
昔、マクロビオティックを知るきっかけとなった本を読んだとき、
そっか、人間は肉でできているから、肉はいらないんだ!
と、根拠はなかったのですが、すんなり納得しちゃったんです。
お肉はガンや病気の原因になる、とも思っていました。
今は、確かにそういう側面もあるかもしれないけど、絶対ということではないんじゃないか、と思います。
一つの情報源を鵜呑みにせずに、柔軟な態度で、いろいろな方向に耳を傾けることが大切ですね。
私は、ヒトが動物を食べるのは自然なことだと思うのですが、
人間が快適さを追求するあまり過剰に動物を殺している供給システムや、動物を一生狭いケージに閉じ込めたままひたすら食べさせるだとか、
そういうのはどうにかしたいという気持ちです。
さて、マクロビやめると決めたところで、一つ問題が・・・
いつの間にか、本当に、肉が好きじゃなくなっていました。
ひき肉とか、野菜炒めにちょっと入っているくらいならオッケーなんですが、カタマリの肉が好きじゃありません。
コリアン料理のお肉なら、メニューによっては食べられるかも。でも、毎日じゃないなー。
魚もそれほど好きでもなく、お刺身はもともと食べられません。
本当に、豆と野菜(特に根菜)が好きなんです。あと、お米や麺類などの炭水化物が大大大好き。
でも、炭水化物は減らそうと思います。
お肉も少し食べて、豆類をたくさん食べて、卵や乳製品も摂って、
筋肉を作るのに十分なプロテインを摂れる食事を目指したいです。
今週末、プランを練ってみたいと思います。