先週風邪をひいて数日寝込んだとき、暇だったので日本のテレビ番組を見ていました。
ドラマ「この世界の片隅に」、「黒書院の六兵衛」、そして香川照之の「昆虫すごいぜ」。
中でも、「黒書院の六兵衛」で主演を務めていた吉川晃司さんに、
衝撃を受けました。
佇まいがもう、素敵で。本物のスター、という感じがしました。
私の中で吉川晃司の記憶は、彼の80年代のヒット曲と、COMPLEXのみ。
「下町ロケット」で再び彼の姿を見るまで、90年代以降の彼を、ほとんど知りませんでした。
「下町ロケット」でも人生経験を感じさせる演技で圧倒的な存在感を放っていましたが、
今回は、私が彼を見なかった30年近い空白の間、
彼が一体どんな年月を過ごしてきたのか、それがすごく気になって。
ドラマを見終わったあと、
彼が53歳の今でも、身体能力や声量など、全く衰えていないことを知り、
彼の志の強さに、感銘を受けました。
日々の努力がなければ、今の彼があるはずはありません。
止まらずに、ずっと走り続けている彼に、
「継続することは、最強である」
ということを、教えてもらったような気がしました。
他人にどう思われようと、そんなことはどうでもよくて、
何かをずっとやり続けたことが、歳を重ねたときに、こんな素敵な宝物になるんだな。
そして、人生をただやり過ごしている自分に気がつきました。
自分は50、60になったときにどうなっていたいのか?
私の夫は、常に将来を見据えて、走り続けています。
彼と一緒なら、どんな夢も叶えられる気がする。そんな風に思わせてくれる人です。
そんな夫の横で、何に対しても真剣になれず、だらだらと歩いている私。
時間は過ぎていきます。
20代の吉川晃司から一気に50代になった彼を見て、
自分は、どんな人生を送りたいんだろう?と、考えさせられました。
そして思ったのは、
43歳で、今みたいに歩いていては、遅すぎる、ということ。
スケールの大小は関係なく、実現させたいことがあるのなら、
走り出さなきゃ、始まらない。そんなペースじゃ、意味がない。
今すぐ、
走らなきゃ!!
走り続けなきゃ!!
約30年の時を超えて、素敵な未来の姿を見せてくれた吉川さん。
大事なことに気づかせてくれて、ありがとうございます。