先日、彼とパソコンで音声通話+チャットで話していたときのこと。
彼が、韓国からイギリスに行く飛行機の中で見た日本の映画
「博士の愛した数式」がとてもよかったと言います。
「たぶん、小説はもっといいと思うよ」
私は映画も小説も見たことがなかったので、
まずは小説を読んでみようと、早速ネットで本を注文しました。
そこで私は彼に、イギリスの映画監督、ケン・ローチの映画
「SWEET SIXTEEN」をすすめました。
5年くらい前に映画館で見て、大きな衝撃を受けた映画です。
彼が「女の子の見る映画でしょ」と言うので、「違うよ~」と、
映画のストーリーを説明しながら、
ふと、以前通っていた英会話学校で
ちょっとユニークな先生が面白半分に教えてくれた英文を思い出し、
チャットで「This will rock your world」と打ったら、
「君の英語、おもしろいね!」と、大ウケでした。
英語なんて普段全然出てこないのですが、
これだけは、習ったときに、面白いと思って覚えていたのです。
おお、通じた・・・と、ちょっと感動しました。
この感動は、
「自分の気持ちを的確に伝えられた」という喜びです。
彼との共通言語は中国語です(ときどき英単語も使います)。
一応、意思の疎通はできていますが、
数少ない中国語の引き出しを駆使しているので、
細かなニュアンスは言い表すことができません。
日本語で話す時に使うような、さまざまな表現方法を、
中国語でどう言うのか分からないので、
今の自分の気分に最もフィットした表現ができないのです。
それと、
片方が知っている表現を使っても、もう片方が知らなければ通じません。
お互いに母国語ではない言語を使っているので・・・
私が英語を覚えれば、いちばんてっとり早いのかもしれません。
彼も英語は母国語ではありませんが、英語圏での生活歴が長いので、
ネイティブとまではいかなくても、英語のレベルは中国語の比ではないはず。
韓国語をゼロから始めるよりも、英語のほうが覚えやすそうだし、
なにより世界の共通言語だから、彼以外の外国人と話す時も便利です
英語も中国語と同じくらいでいいから、話せるようになりたいものです。
彼との意思の疎通の問題もそうですが、
中国に来て、いろいろな国のクラスメートと接してから、
余計にそう思うようになりました。
中国語だって、3年半勉強してここまでのレベルになったから、
英語だってきっと、なんとかなるはず!?
(中国語は、留学の成果が大きいですが・・・)
帰国したら、中国語と平行して英語の勉強も、改めて始めたいと考えています。
「SWEET SIXTEEN」、ぜひ見てみてください。