大変ごぶさたしてしまってすみません。

北京では回線がつながりにくかったこともあって、更新をしばらくさぼってしまいましたあせる


私は6月末でいったん留学を終えて、今帰国しています。

もともとの予定では6月までだったのですが、

自分の中国語レベルがあまりに中途半端で、もう少し勉強したいと思い、

留学期間を一学期延長しました。

9月から再度北京に渡り、来年の1月まで勉強を続ける予定です。


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さて、

今日、新宿に行って、あちこちで買い物をしたのですが、どこに行っても中国人旅行客がショッピングしていることに驚きました。

新宿の街中を、中国人のガイドさんが、ツアー客を案内している光景も初めて見ました。

私は長年、新宿で買い物をしていますが、

こんなにそこかしこに中国人旅行客がいる状況は初めてです。


経済発展によって、生活の豊かな中国人が増えてきたことの表れでしょうか。

報刊の教科書にも、

「今、旅行することが、中国人にとっておしゃれな休暇の過ごし方になった」

という話が出てきたっけ。


教科書を見てみると

「80年代中期以前は、欧米に旅行するのは常に日本人だった。80年代中期~90年代中期は、欧米旅行市場は多くの香港と台湾の人を受け入れた。90年代中期以降は、欧米への旅行者は、中国大陸からの旅行者がだんだん増えてきた」

とあります。


中国では、日本よりも、個人の経済的な格差がずっと大きいので、

よく海外旅行に出かける人もいるかもしれませんし、今回が初めての海外旅行、という人もいるかもしれません。

日本に来て、日本をどんなふうに感じているのでしょうか。非常に興味のあるところです。


とにかく、中国の人が日本に旅行に来てくれることは、とても嬉しいことです。

旅行先に日本を選んでくれたことが嬉しいし、

自分の目で、じかに日本を見て、感じてくれることも嬉しいですニコニコ


さりげなく(見えていればいいのですが)近づいていって、中国語に耳をそばだてる私は、

さぞあやしい日本人に見えたことでしょう。嬉しくて、つい、

「何かお困りではないですか?」などと、声をかけたくなってしまうのです。


靴屋に入ると、これまたたくさんの中国人観光客が。

英語で店員さんにいろいろ聞いている人もいます。

私がレジに並んでいたとき、レジで会計をしていたのが中国人の親子3人だったのですが、

どうやら、店員が計算機で見せた「7,350円」の金額が、予想していた金額と違ったようで、

店員さんに何か言っているようでした。

店員さんは、日本語で説明したのですが、中国人親子にはもちろん分かりません。

今度は英語で説明を試みたのですが、やはり通じず、お客さんに計算機を差し出します。

中国人のお父さんは難しい顔をして「2,350円」と打ちました。

手書きの値札の「7」が、「2」に見えたみたいなんです。

さあ、声をかけるチャンス(?)の到来です!


「これは7,350円です」

「えっ、7千?」

「そうです、2千ではありません」

「ああ・・・(店員さんが入れた袋から商品をひっぱり出して、私に向かって)、ありがとう」

「どういたしまして」


やっぱり買うのをやめたようだったのですが、

きっとがっかりしただろうなと、ちょっぴり胸が痛みました。

手書きの値札を見たら、私が見ても「2」にも読めたので・・・。


そして、ほんのささいなことですが、
中国語を勉強したことで、日本にやってきた中国人旅行客の役に立てたことを、とても嬉しく思いました。

言葉の通じない異国だと、不便なことも多く大変だと思いますが、

中国人旅行客のみなさんに、日本で楽しい思い出ができることを願っていますヒマワリ


しかし、言葉を忘れるのは早いもので、

帰国してからというもの、私の頭からは加速度的に中国語が抜けていっています。

書くのはまだしも、話すとなったら言葉がなかなか出てこないんです叫び

言語環境の影響ってすごく大きいんですね・・・。