今朝早く、母が帰国しました。
帰りは一人なので、何度も出国の手順を確認しながら。
母と空港で別れると、ちょっぴり寂しさを覚えました。
母はずっと、北京の道路の広さと、道に木がたくさん植わっていること、
そして車の運転の荒さに驚いていました(笑)
タクシーに乗ると、目の前をおじいさんが悠々と横切ったりするので。
私の母は、私が言うのもなんですが、
とても感受性が豊かで、何を見ても人一倍面白がるような人なので、
北京でもずっといろいろなことに感心していました。
着いた初日は爆竹や花火に興奮し、
鼓楼に登ったときは、向かいのzhong(かねへん+中)楼に登っている人に
「お~い、お~い」と大きく手を振ってみたり(笑)。
せんべいの小袋を持ち歩いて、タクシーの運転手や土産物屋のお姉さんなどに配り歩いたり、
お土産に買ったおもちゃを、おじいさんに抱っこされている赤ちゃんにあげてみたり。
路上の果物やテイクアウトのおやつをあれこれ買って食べ歩いてみたり、
胡同では、「戦前の日本だねぇ」と感慨深げに細い路地を覗き込んだり、
いちごを売っている人が二人いれば
「あっちの人のいちごは全然売れてないみたい」と気にかけてみたり、
小吃街でのお土産物屋さんとの値段交渉もとても面白がっていました。
やっぱり、親に北京や自分の生活を見てもらえるのって嬉しいですし、
母の言葉で北京が新鮮に見えたりして、
自分もすっかり観光客の気分になって北京を歩いて、楽しかったです。
母が来た2日半、だいたいこんなことをしました。
1日目:薬屋へお土産に頼まれた薬を見に行く、路上の果物を買いながら
学校近くのスーパーへ、夜は五道口の韓国料理店
2日目:鼓楼に登る、胡同で人力車に乗る、景山公園、
天安門、王府井、京劇を見る
3日目:前門周辺を歩く、建国門・国貿付近のデパートを見る、
王府井の小吃街でお土産を買う、茶館でお茶、雑技を見る
特別に予定をあまりたてず、のんびりぶらぶらしたという感じでした。
ひとつ残念だったのは、地壇公園で春節の催し物をやっているのを知らず、
行かなかったことです。
でも母は、
「北京はなんだか懐かしい感じがする。また来たい」と言ってくれて、
短い時間ながらも北京を満喫してくれた様子だったので、私も嬉しかったです。
学校は、留学生も中国人学生も、ほとんどがまだ帰国・帰宅中で、閑散としています。
(ネットの回線もすいているおかげで、記事の投稿がスムースです!)
今日は、すでに帰国した韓国人の元クラスメートとチャットしたり、
早めに学校に戻ってきた中国人学生と夕飯を食べ、
電話でまゆみさんの生声を久しぶりに聞き、
明日はクラスメートのじろうさんや県人会で知り合った人と会うことになったりして、
母が帰国した寂しさはすぐに吹き飛びました。
北京にも友達がいることを実感して、とても嬉しく感じた一日でした。