昨日の夜、2時間ドラマ「雨宿りの恋~うさぎと亀より~」
(日テレ)を見ました。
大好きな忌野清志郎さん(役名:平田)が出ていたので
見てみたのですが、見ているうちに、主人公の
市原悦子さん(役名:千代さん)に夢中になってしまいました
千代さんは団地に一人住まい。
小学校のパート給食師や、ティッシュ配りをしています。
あたたかく、茶目っ気のある人柄から、
給食師の同僚や小学生、ティッシュ配りのギャルからも、
親しみを込めて「千代さん」と呼ばれています。
出勤日を減らされても、安い時給でも、悲壮感はありません。
「お仕事いただけて助かるわ」と、
いつも感謝しながら生活をしています。
ティッシュ配りの帰りには、商店街で大好きなたいやきを買うのです。
たいやき屋さんに「ちゃんとしっぽまであんこ入っているでしょうね?」
と確認しながら。
このドラマでは、千代さんの、つましい暮らしぶりが描かれています。
人情味あふれる商店街。
風鈴、金魚蜂、座布団、電灯のかさなど、
昔ながらの庶民的な生活用品に囲まれた、千代さんの部屋。
千代さんはきっと、長い間、大切に使っているのでしょう。
夜、部屋の明かりを消した布団の中で、
ふすま越しに隣りの部屋と話したり。
1つの卵を3人で分け合って、卵かけごはんを食べたり。
「ああ、おいしい」と幸せそうに食べるのです。
以前社長を務めていた証券会社で詐欺を働き、
借金で首が回らなくなり、
恋人にもつらい思いをさせる平田。
「10億円あっても恋人を幸せにすることはできない」とのたまう平田に、
千代さんは言います。
「10億円なんて紙きれ同然じゃないですか。
お金がないことよりも、もっとつらくてさみしいことはあるわ。
50円のコロッケや、110円のたいやきを二人で食べて、
おいしいね、楽しいねっていえないの?」
この台詞に、私は心を撃ち抜かれました
海外旅行には行ったことがないけれど、
身近なことに、幸せを見出す千代さん。
千代さんの暮しは平凡だけれど、憧れました。
あんな気持ちで生きられたらいいなと思います。
留学生活では、どのように生活するかで、
必要な費用も大きく変わります。
食べる物、住むところ、買う物、旅行など・・・。
快適に暮らしたいとは思いますが、
留学という贅沢ができることに感謝して、
千代さんのような、謙虚な気持ちを忘れずに、生活しようと思いました。
かわいい笑顔!市原悦子さん。
私と同じ、みずがめ座のA型です