ありがとう。 | Liyon色の温度計

Liyon色の温度計

描きかけの絵の制作過程UPを中心にのんびりと更新していきます。

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8月22日の朝6時前。
こげは旅立ちました。
病気の診断を受けてからたった12日。
東京に台風が来た日の朝でした。
私も妹も長い夏休みが終わって、その日から仕事で家を空ける時間が増えるので看取ることはできないかもしれないと思っていた日の朝でした。
二人で送る事が出来たのは、こげがその時を選んでくれたんだと思いました。

赤い首輪をつけた痩せっぽちの子猫を友達が保護して、私の元に来てくれてちょうど14年。
体が大きくて、力が強くて、ずる賢くて、人に臆病で、たくさん困らせられたけど、身内には心を開いてくれて、たまに見せる愛想がたまらなく可愛くて。
親しい人のいない東京での生活もこげと一緒だったから心強かったよ。
病気がわかった時もこげたちとの生活を守る為に頑張らないとって力をもらったよ。
やぁちゃんが死んじゃった時もこげの存在は大きな心の支えだったよ。
こげ、ありがとう。本当にありがとう。感謝しかありません。
こげが居てくれた14年、たくさんたくさん助けてもらいました。
頼ってばっかで出来のよい飼い主ではなかったけど、こげの一生が少しでも幸せだったんならいいな。

こげが花を食べたり花瓶を倒すから、うちでは花を飾れなったけど、今は、お骨の横にずっと花を飾っています。
私も妹も縁のなかった花屋さんを覗くようになって、花で季節を感じる事を覚えました。
妹は「こげは死んでも私たちに気づきと趣味をくれる」と話していました。
少しづつ新しい生活に馴染んではいるけど、二人ともぽろっと淋しい。とこぼしてしまいます。

心を落とし込める絵を描けて、やっとこっちにも書けるかなって思ったけど、この文を書きながら、また号泣です。