台湾茶・中国茶サロン「アトリエ茉莉」です。
前回のブログで書きましたが
上野の東京国立博物館、平成館へ。
「顔真卿ー王羲之を超えた名筆」展をゆっくり参観してきました。
今回、台湾の国立故宮博物院所蔵
顔真卿の「祭姪文稿(さいてつぶんこう)」が日本初公開です。
他に”狂草”でおなじみ、懐素の「自叙帖」も。
顔真卿は唐時代を生きた書家であり官人。
顔真卿の、王羲之の書法とは異なる力強い楷書体は「顔体」として知られていますが
官人、武将としても才覚有り
「祭姪分稿(さいてつぶんこう)」は安史の乱で従兄とその末子を亡くした時の哀悼文です。
ここでは、敢えて中国茶の視点から見てみると・・
顔真卿は陸羽とも親交が深く
参考文献をいろいろご覧いただきながら
台湾茶・中国茶のレッスン時にもご紹介しておりますが
陸羽を学ぶ際には顔真卿失くしては語れません。
私が「台湾陸羽茶藝中心」にて
”泡茶師”の資格取得に向けて学んでいた時のこと
筆記試験内容は、茶葉についてはもちろん
絵画・書・焼き物など広範囲に亘るため
その”本物”を見るために何度も故宮博物院を訪ねたものでした。。
(もちろん今でも故宮でまったり・・が大好きですけれど)
今回の展覧会ですが
参観している方は中国からの方が多かったようです。
館内はもちろん撮影禁止で
この唐の第六代皇帝玄宗(在位712~756)による
隷書の大作「紀泰山銘」唐/開元14年(726)だけは
写真撮影が許されていましたよ。
他にも見どころがたくさんで時間があっという間でした。
コートをロッカーに預けて
ゆっくりと廻るのがおすすめです。
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