台北の國立故宮博物院ですが
ちょうど定窯の磁器展が開かれていました(9月30日まで)
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宋代五大名窯といわれる
汝窯、定窯、官窯、哥窯、鈞窯のうちの一つ定窯。
現在の河北省曲陽県にその窯址が発見されました。
象牙色の白磁に
刻花(へら彫り)や印花(型押し)の技法で
優雅で美しい模様が付けられ
釉薬によってその模様が浮かび上がっています。
故宮にある800点近くの定窯コレクションのうち
今回は5月に一部展示品の入れ替えをしたので
多くの作品を鑑賞できますね。
その模様は現代にあってもなお斬新で美しいです。
長~い行列の3階とは違って
2階のこちらは比較的ゆっくりと鑑賞できますのでぜひ。
定窯のみならず
上記の汝窯、官窯、哥窯、鈞窯などをはじめ
お茶の勉強をしているなかで登場するさまざまな名窯の作品を
これまで、思う存分ここ故宮博物院で鑑賞できたことは
とても恵まれていたと改めて思います。
お茶が形を変え
その飲茶法が変化し
茶碗が変わる。
お茶という観点から辿る器の歴史
見方を変えるとより身近に感じますね。
たまたま出会った本ですが繰り返し読んでいます。
さて、ゆっくり参観した後は一休み。
お茶の時間のことはまた次回に。。。