横浜銀蝿ベーシストTAKUさんを迎えて今の時代、ミュージシャンは
これからどうすべきか、どの方向に向かうべきかなど、
TAKUさん自身の経験や考えを根掘り葉掘り聞いてみた。

そこでTAKUさんから意外な言葉が飛び出した。
「今の時代、ミュージシャンにとっては天国だ!」
えッ!CDが売れない!
未来がないなど言われている今、どうして天国といえるの?
「昔はお皿(レコード)を作るにはメジャーレーベルに所属しないと
なし得ない事だった。
しかし、今はCDプレスのハードルはかなり低くなっており、数十万で出来る。
機材なんかも昔と桁違いに進化していて、もうプロ機と民生機の差が殆ど
なくなってきている。
ちょっとしたレコーディングも家庭で行える上、クオリティもかなり高い。
また、発表の場もyoutubeやニコ動などの動画配信スタンドも充実しており、
facebookやTwitterなどのソーシャルメディアを活用すれば無数に出口が存在し
可能性は無限大だ。
一昔前と比べれば今はミュージシャンにとって天国だよ。」
確かに、昔では考えられなかった事が
今では当たり前に出来るしPCやモバイルも普及して皆がネットで繋がっている。
アイディアさえあれば、いくらでも飛び出して行ける。
その中でも、ソーシャルメディアは個々の繋がりなので、
ミュージシャンにとってこれ程都合の良い物はないという事だ。
何しろリスナーに直接訴えかける事が
出来るので、より密着度が増し強固なファン構築が可能になった。
この事はTAKUさんの考えと非常に共感した。

私もそういう考えでlivoonを立ち上げた訳で、自らがプロデュースしマネージメントし、
売り込んで行く時代になったと感じたからそのツールの一つとしてリリースした。
昨年の震災後、
一気にソーシャルメディアが普及したとはいえ
まだまだ、模索している段階で使いこなせていない人は意外にも多いのでは。
私は常々、このソーシャルメディアをどう使っていくのかを考えているが、
今回の対談で少し方法が見えてきた。
今まで、スターやアイドルと言われてきた人達は、
それこそトイレにも行かない、異性と話さないなど、
私生活は全くベールに包まれていた。
故にファンは雲の上の存在に非常に興味を示し知りたいという心理をついて
ビジネスモデルが成立してきた。
しかし今は、インターネットの普及により、昔と違い著しく情報化社会が発展した。
もう、お高くとまってファンとの垣根を高くしたビジネスモデルが
成立しなくなってきている。
AKB48は、いち早くそれを察知し、メンバーにブログやgoogle+などで、
私生活を次々公開してファンの獲得に成功した。
ファンはあたかも妹や娘を見る感覚で自然と応援したくなる心理を付いた
あっぱれな戦略だと思う。
それは家族の様に思えてくれば、コンサートにも行くだろうし
CDも沢山買ってやろうと自然に思えるだろう。
今のミュージシャンは「どんな楽曲を歌っているか」
という事よりも「誰が歌っているのか」の方が、重要ではないだろうか。
例えば、ネットショップも、店長の顔写真やスタッフブログを
公開する事で、売り上げに影響するという事も、
「誰が売っているのか」という事に、ユーザーが意識し始めている証拠では
ないだろうか。
レコーディングスタジオにWEBカメラを
持ち込んで、USTREAMで公開しても面白い。
リスナーは一緒に楽曲を作っている感が湧いて
あたかも親友か家族のようにみてもらえれば、強固な絆が生まれる。
ソーシャルメディアで個々と
コミュニケーションが取れる事もありがたい。
今まで、企業が大金はたいて得ていた情報がいとも簡単に手に入る時代だ。
この様に、アイディア次第では、いくらでも音楽ビジネスが成立する時代といえる。
CDが売れない。露出の場が減った。未来が無いなど
ネガティブな発言をつぶやく暇があれば、現状をポジティブに捉え、
ソーシャルメディアを使ってつぶやき自分をアピールしてはどうだろう。
今回の取材で、私自身大変多くを学ばせて頂きました。
TAKUさん、お疲れ様でした。
尚、この動画はlivoon.comで公開していきます。
お楽しみに。。。
