KFB(knit front and back )/編み出し増目は、1つの目から2目編み出す増目で、よく見かける方法です。ここ10年くらいよく見るようになったような。

左側にできた増目にbar/横棒ができてしまいますが、これが気にならなければ毎段増目ができるし、簡単だし使い勝手がよいです。


でも左右で増す時は、非対称になってしまうから使えなくて残念と思っていたところ、↓の動画で紹介してくれていました。

SKLだそうです。動画のノーマンさんが知る限りでは定着した呼び方が英語ではないそうで、right leaning bar increase とかkfb right とか呼んでもいいと思うけど、ノーマンさんはSKL (slip,knit,lift)と呼ぶことにしたそうです。

KFBよりちょっと面倒なやり方ですが、barのある増し目が右側にできます。


やり方は

①knit-wise/表編の針の入れ方でslip/すべり目をして、目を右針に移します。

②移した目を、目の向きを変えずに(両針を突き合わせるように point to point)左針に戻します。

※①と②の工程で目を捻ったということ いつものねじり目とは反対ねじりの目を作るためです

③普通の向きでknit/表編します。

④今編んだ目の右足を、左針でlift/引き上げて、バックループで表編したら完成です!

left leaning 左傾斜/right leaning 右傾斜
M1Lねじ増しループ左上/M1Rねじ増しループ右上
KFB/SKL(KBF)
ですね😀

左右どちらで使うかは、どっちのパターンも見かけますし、絶対的にどちらが正解みたいなことではないみたいです。パターン(デザイン)による、が正解みたいです。
ただ、
右端の増し目(右上に編地が増えていく)ときは左傾斜の増し目M1L,KFB etc.
左端の増し目(左上に編地が増えていく)ときは右傾斜の増し目M1LR,SKL(KBF) etc.
の方を多く見かけるような気がしますが、どうでしょうか。

★再度探したらこの増目をKBF として紹介されているものを見つけました。
どうやら有名なラナンキュラスのパターンにでてくるみたいなので、ご存知の方も多そうです。
でも、KBFとして別の編み方も紹介されていたりします(kfbをねじり目ではじめる編み方)
呼び名はともかく便利に使える増し目だと思います。ちなみに私はKFB right と呼んでます。

 

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