介護の仕事は
単なる排泄や入浴のお手伝いだけが
仕事ではない

コイノニアの場合

もしそれらの仕事を
ただ流れ作業として
業務として行っていたら
仕事をしていないのも同然と言える

目の前の相手とお互いに信頼関係を
作ってゆき

安心して幸せな人生(暮らしの日々)
を送れるように
サポートすることが仕事である

そのためには

彼らが人生の主人公であり
私たちは彼らの脇役として

いかに彼らをイキイキと活かし
輝かせていくかが大事だと
私は思っている

名脇役は主人公を引き立て
輝かせることができる

脇役の私たちは
そのために豊かな表現力を
身につけてゆくことが大事である

言葉のチョイス
声のトーン
声の大きさ
話すスピード
間の取り方
呼吸
表情
まなざし
足音
手の触れ方
醸し出す雰囲気

これらひとつひとつによって

相手とどのような関係を作れるかが
変わってくる

挨拶や返事の仕方 名前の呼び方

それによって
相手がどう感じるか

その細部を自然体に表現できるかが
良い役者と言える

ここに集まるみんなが
大切で愛おしい存在だということを
伝えることを表現していく

しかしそれは決して容易ではない

先述したように
あらゆる細部の表現が折り重なって
相手に伝わるものだから  

例えば

挨拶をしたときに
相手が目を合わせず携帯を見ながら
笑顔もなく
声も低く小さな声で
ため息をつきながら
挨拶を返してかたら

どんな気持ちになるだろう

あなたのことは好きではありませんよ
あなたは私の空間に存在していませんよと
言われるような

はたまた何か怒らせてしまったかな?
ときっと不安な気持ちになるだろう

逆に

張り付いたような笑顔で大きすぎる声で
真正面を切って挨拶をされたら

相手は緊張をしてしまう
まるで営業マンだ

ちょうど良い塩梅で

自然に相手の心をときほぐすような
親しみを感じられる挨拶ってどんなだろう

そう考えていくと挨拶ひとつ返事ひとつが

相手との関係性をどのように
してゆくかが変わってくることがわかる

そして
やはり言葉はとても大事で

あなたのこと大切に思っているんだ
ということを
ストレートに十分に言葉として伝えること

意外とそれを忘れてしまいがちでもある

想っているだけでは 仕草だけでは
雰囲気だけでは 相手には伝わりきらない

だから言葉にすることはとても大切なことだ

コイノニアのコンパス
第10条 十分に素直に言葉にできているか




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コイノニアの日々のサプライズ活動
略してサプ活や
414(よいし)カードの対話会は

その表現力を養うことにつながっている

昨日も新人研修で
スタッフと対話の場を作った

涙ながらに想いを語ってくれたスタッフ

うまく言葉にできなくても
アウトプットの機会を作ってゆくことで
だんだん慣れていくから
ありのままの自分を出して良いんだよという
話をした

自分を解放し
表現力を身につけ
そのために
自分を客観視する
そして
アウトプットの繰り返し

それほどコイノニアの仕事は
各個人の人間力にかかっているし

それくらい
奥が深くて面白い

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写真は新人研修での
414カード対話会
涙をポロポロ流す2人

ひとしきり泣き切った後に

美江「写真撮るよー!ティッシュ持って泣いたふりしてー!」

2人「ヤラセww」

っ言って笑いながら撮った写真🤳