今回黒川でお世話になった山みず木…

熊本出身の友人に教えてもらった宿でしたが、
黒川一番人気&土曜日宿泊ということもありキャンセル待ちでやっととれたお宿でした。

部屋風呂なしのお部屋ですが入って早々「これはいい~」アップ

渓流添いの和モダンなお部屋です。
立派なエスプレッソマシーンも備えていて…
あぁ1泊しかしないなんてもったいない汗
ゆったり滞在型のお宿という印象温泉

やはり子連れには和室がいいですね音譜
くまもんのアメニティで遊ぶ娘



それにこの椅子がほどよい高さで娘はご機嫌ラブラブ


ここでも飲むヨーグルト


山みず木がキャンセル待ちだったので、
他の宿を探しているうちに…
黒川の宿について、更には黒川温泉の歴史について随分詳しくなりました。

山あいのひなびた温泉地であった黒川で、
唯一繁盛していた山みず木の姉妹旅館である新明館…
他の宿がホテルを目指したがる中、
新明館の社長は田舎らしさを出すべきだ…
と湯量が豊富な特徴を活かして露天風呂を作り雑木を植え…
結果一人勝ちしていた新明館を見習い黒川全体が力を合わせていくことによって世界から観光客が集まる温泉地になっていったのです。

黒川には強力な売り物がない…
ということから生まれた「温泉手形」温泉
旅館間を行き来できることで街全体が潤う…
「一人はみんなのため、みんなは一人のため」

旅館各々の看板は撤去し、
街全体の看板や柱などの色を茶色に統一、
「街全体が一つの宿、通りは廊下、旅館は客室」等など…
黒川全体が一体となって努力し続けているところ、
ごちゃごちゃしていなくて統一感があるところが気に入りました。

山みず木は露天風呂を売りにしていることもあり、
湯船から見る滝や木々、岩苔は圧巻でした。
マイナスイオンってこれか…と絶句しそうになりました。
ただ、私個人的には正直それほど露天は好きでなくて…
湯船に入るまで寒いのが好きではありません。

山みず木は…お風呂付きの部屋に泊まらない限り、
お風呂へ行くには下駄を履いて旅館の建物から外へ出ないといけません。

天気の悪い日や寒いとき、食後にちょっとお湯に浸かりたい…何ていうときめんどうです汗
女性用には内風呂がありますが、
男性用と女性のもう一つのお昼は半露天といった趣です。

とはいえ、
山みず木の滝の見えるお風呂は入る価値がありますアップ

娘とはお風呂へ連れて行くまでが大変なので、
宿の建物から最も近い内風呂に入ってきました。
そこの脱衣所にはオムツ替えスペースがありましたよ。

館内の雰囲気といい、
庭の緑といい、
山里の優しいお宿という感じでとてもいいのですが、
何故ダントツ人気No.1なのかはよくわからず…
しかしお風呂で少しお話した方によると、
なんといっても人がいいとか。
その方は50回位山みず木を利用しているそうですが、
一度もいやな思いをしていないそうです。

確かにみなさんとても感じいいです。
堅苦しいサービスというより、
温かみのあるサービスでした。

知人の紹介だったこともあり女将とお話したのですが、
部屋に上がることなく地べたに膝をついてご挨拶いただき…大変恐縮してしまいました。
お風呂でお話した方によるといつもお庭やお風呂の掃除を自らされているとか。
私も売店で段ボールを開梱されている姿を拝見しました…
チェックインの際にいただいた羊羮も女将の手作りだとか。

この宿が繁盛し続けている理由の一つのなのだと思いました。

和モダンなロビー…立派な活け花ブーケ2


くつろぐ娘音譜


つづく