メール(PDF)で届いた合格通知
(この原本は後に郵送で届き、diplôme原本は半年くらい後?に受験会場へ取りに行くことになるでしょう)
 
 今日の内容は、フランス語を勉強しない方にとっては「なんのこっちゃ」という内容かもしれません(++)。
 
 大学附属のフランス語を学ぶ語学学校で、レベルB2のクラスにいた時から、何度か受けようと思っては機会を逃していたDELF B2。最終的に学校が終わった5月から6ヶ月経った今、「ようやく」合格通知を受け取りました。この合格通知を受け取ったテストは、10月の半ばに受験しました。
    タイトルに「なんとか」とおまけでくっついているのは、7月にも同じくDELF B2を受験したものの、合格点に僅かに届かず不合格だった為、2度目の受験だったからです。
 そんなわけで、フランスで受験したDELF B2の結果についてのお話です。
 
前回、2018年7月受験の点数の通知
(手っ取り早く知りたかったのでメールで請求し、その後郵便で原本ももらえました)


 不合格だった前回と、合格だった今回の点数の比較は、下のようなものになりました。

 前回(2018年7月)受験の点数
  合計:46,50 / 100
  各分野詳細:
Compréhension de l'oral 6,50 / 25
          Compréhension des écrits 16,00 / 25
          
Production écrite 11,00 / 25
          Production orale 13,00 / 25
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 今回(2018年10月)受験の点数
  合計:60,50 / 100(20点↑)
  各分野詳細:
Compréhension de l'oral 7,50 / 25(1点UP)
          Compréhension des écrits 14,00 / 25(2点DOWN)
          Production écrite 18,00 / 25(7点UP)
          Production orale 20,50 / 25(6,5点UP)

 
赤字にしてあるのは、1/2以下の点数のところ。足切りに引っかかった科目がなかったものの・合計の点数が半分の50点/100点を取れていれば合格とはいうものの……半分の点数がとれていない科目があるだけで、恥ずかしいというかイケナイな~というところですね、本当は……。

 前回(7月)不合格の回と、今回(10月)の合格の間にやったことといえば、はてなんだろう?と思ったんですが……。
 すぐ思い出せることと言えば。7月のテスト後すぐに沢山のフランス語を使ったことでしょうか。というのも日本から家族・親戚が合計3人フランスに遊びにきたのですが、全員フランス語はおろか、英語も話せない・わからない。しかもそのうち2人は未成年で海外も初めて。その為、全ての計画、そして現地での食事・観光地・交通機関・フランスの家族との間のやり取りなどは全部私がへっぽこフランス語でなんとか、出来る限り通訳の役割をしたわけです。そこで、5月に終わった語学学校の後、家に引きこもってばかりであまり話してなかったフランス語を沢山話すきっかけになったのかな~と思います。やっぱり言葉って「使ってなんぼだな~」と実感(色々大変だったけど)。
 その他については、9月~10月の間に、友人のフランス人(語学学校の先生をしている)から少しアドバイスをもらえました。下記のようなもの。
 

  1. Compréhension de l'oral

    ・毎日France Interを聴くこと、テレビのニュースを見ること

    ・プレゼンを録音して、自分で聴くこと(←これは全くやれなかった)

  2. Production ecrite

    2題書いて、コメントを返してもらったのは1題。そこで貰ったアドバイスは、

    ・言いたいことがクリアではなく、フランス人として理解できない言い回しなどがたまにある。そしてまだ、日本語で考えてフランス語を書いているように見受けられる。その改善の為には、シンプルに書かれた記事を日々読むこと。例えば「1jour1actu」のようなもの(シンプルで、ハッキリと表現されたフレーズの例を学ぶことができる)。

    ・仏作文の練習をするときに、できるだけシンプルな問題を選ぶのが良い。

     ※例えば今回コメントをもらったsujetはDELFの問題集のものでしたが「年金支給を今現在より遅らせることについて。「反対派」として地方紙に投稿する文章を書くもの。確かに面倒なsujetというかなんというか。苦手な題材に見えたので、挑戦してみたというところですが。もう一方、コメントを返してもらっていない方のsujetはもう少しシンプルで、簡単に言えば「社内の問題の解決策について、上司に手紙を書く」というものでした)。

 

 前回と今回の2回の試験で浮き彫りになったのは、Compréhension de l'oralが極端に弱い!ということ。ボキャブラリー不足もあるし問題に馴染むほど練習問題を解けていない、ということが大きくあるのでしょうが、問題文を素早く読み・ある程度の速さの音声を聴きながら・書くことも多少できないと、やっぱり問題についていけないな……(汗)と改めて思った次第です。

 とりあえずDELF B2の試験は終わったものの、下のことは少しずつでも継続していけたらなと思っています。

 

 ・FranceInterやテレビのニュース音声を聴きながら、書いてメモを取る練習をする(わからない単語はちゃんと調べる)

 ・とりあえず、1jour1actuの記事を日々読んで、「フランスをを読む」ということを継続させる

  (とにかく、読むことを嫌にならない為に)

 ・家や外でフランス語を使う時、疑問に思った文法事項は、繰り返しその都度確認すること

 ・AnkiMobileという単語などの暗記アプリを導入済み……単語を色々と登録しかけてあるものの、活用できてないので使うことを習慣づける。

 

 毎回どんな試験の直前・直後には「準備が全然できなかった」と言っている私ですが、ちょーっと今回は状況が特殊でした。体調の問題や、家族間の問題等々。夏は本当に暑くて体調云々以上にくたくたでした(クーラーなしで、朝昼晩問わず暑かった今年の南仏は、本当に辛かったのです。しかも夜は暑さの為早めに消灯(電気が暑い、そして虫が寄ってくるetc、そして夜は寝苦しい……という悪循環)。フランス人が夏に長めのバカンスを取る理由、そして学校の夏休みが2か月以上もあるという理由がよくわかりました。勉強なんてやってられるか~!と言いたくなります(話によると、公立の図書館も開館時間が短かったり、休みが多いとか?わが家からはアクセスが悪いので、あまり行きませんが)。

 

 この10月のDELF受験については、色々と初めて体験したエピソードもあるので、追々書けたらな~と思っています(^^)。

 

 Bon dimanche à tous! ;)