皆さん、こんにちはニコ

カナダ、カルガリーからお届けしています。

 

前回のパート1に続いて、今回もグラフィックデザイナーのポジション廃止のため解雇になった同僚Mさんの話題です。

 

昨日、帰宅後に彼女とチャットで色々話しましたが、前日のショック状態と比べて落ち着いている様子で、「I am ok」と言っていてホッとしました。

 

カナダでは、企業側理由の解雇になった場合、「退職金パッケージ」というものがもらえます。金額は、働いている年月によって何週間分の給料と計算されます。Mさんは10年間勤務したので、30週の給料に加えて、福利厚生、残っている残業代、使いきれなかった休暇時間などを加えた金額がパッケージの内容となります。

 
Mさんは、退職金をどうもらうかについて2つの選択肢も与えられたそうです。
  1. 福利厚生、残った残業代、休暇時間を換算した金額などに30週分の給料をまとめて1度に支払い。
     
  2. 7ヶ月間(6月6日まで)は毎月ずっと給料が払われ福利厚生も続く。その期間、大学内で求人が出たら応募でき、応募すると優先的に採用されることた多い。7ヶ月間に求人がなかったら、その時点で、残った休暇と残業代が支払われる。
彼女は、2番の選択肢に傾いていると言っていました。私も2番の方が良い気がするなぁ。
 
彼女が仕事を失ったのはとても残念ですが、可能性は低いですが首になったり、または耐えられなくなって自己退職するよりは、退職金、福利厚生、失業保険などもしっかりもらえるので、結果的には良かったのかも・・・。
仕事を探すのは大変だと思うけど、6月までにちょっとスキルアップして良い仕事が見つかるといいなぁと思っています。
 
Mさんはデザインプロジェクトをいくつも抱えていたので(だったらなぜポジションを廃棄するのか!)、その仕上げや変更が、今日から私の所に次々とやってきています。自分の仕事もこなしながらのカバーなので、仕事が多過ぎててんてこ舞い・・・。予算がほとんど残っておらず(上司Lが使いすぎたため)、外のデザイナーを雇えないんですよ。フゥ〜。
 
というわけで、同僚の解雇シリーズはこれでひとまずおしまい。
読んでいただいてありがとうございました。
ではまた〜。