まだ、親父の診察待ち。

親父を診てもらいながらも、嫁のことが気になる。
子宮頸癌から、余命宣告までの整理をしよう。

1999年4月 結婚 私36歳 嫁34歳
結婚前から、子宮に問題があり、子供は無理かもと聞いていた。

2002年10月 男の子出産
子宮の数値?も悪かったが、無事男の子を出産。
羊水検査、妊娠中毒症、帝王切開など、嫁は大変だったが、元気な男の子を出産。

2010年?月 子宮全摘
17年前と思っていたが、10年前だった。子宮に問題があり、この先、子宮頸癌になるかもとのことだったので、子供を授かったこともあり、子宮全摘した。
取った子宮から癌細胞が見つかったとのことで、子宮とって良かったーと言っていた。表皮癌だから保険でーへんねんと言っていた。

2018年3月 癌の疑い
近所のレディースクリニックで定期的に検査していた。癌の疑いのたった3ヵ月前にも、異常無しと赤くスタンプを押した検査結果の紙がある。子宮を全摘した国立病院の定期検査で、大学病院に紹介状を持って精密検査をするように言われた。膣癌?ステージ4。
いきなりステージ4?リンパにも転移?訳がわからなかった。珍しい癌?なのか、膣癌に効く薬はないらしく、子宮頸癌?の対応をしていくとなった。
抗がん剤と放射線の標準治療。事前にウイッグを買っていたが、毛は抜けなかった。

標準治療で癌は消えたかに見えた。

再発!腹膜播種、治療再開。

2回目の抗がん剤と放射線で腹膜播種は、少なくなった。毛も抜けた。この頃から放射線か抗がん剤の影響か、お腹に激しい痛みが出だした。

医者もお手上げ状態。

セカンドオピニオンを2つの病院に行った。
大学病院の治療で間違いはないと言われた。

この頃、標準治療が限界ということもあり、民間の免疫療法をすることにした。

nk細胞やらキラー細胞?作り込まれたビデオ、豪華な病室に親しみやすそうな医者、的確そうに喋るベテラン風看護師。
豪華な椅子で、血を抜いたり、癌と闘う細胞を増やした血を入れたりが主な治療?で、医者は滅多にに出てこない。約500〜600万円が、いっときの安心感に消えた。

嫁は、お腹の痛みで眠れない日が続き、人工肛門にしたいと言っていた。

大学病院には、民間療法は内緒でやらなければならない。主治医にそれとなく聞いた時、別の病院で治療したりすると、治療が打ち切りになるとのこと。

大学病院は、腸の痛みを和らげ方法が見つけれないが、色々薬を試したり、保険治療の温熱療法や酸素療法を提案してくれた。

高気圧酸素療法が効いたのか、腸の痛みは和らいだ。

他に、高額のサプリや酵素風呂等、やれることは、全てやった。人参ジュースやらも?

効果があったと嫁が感じたのは、高気圧酸素療法だけ。大学病院の医者は否定的な感じだったが、唯一、嫁が救われた気がしたのが、兵庫県神戸市須磨区の新須磨病院の高気圧酸素療法だけだった。
それぞれの癌や腸の状態、色々と違うから当然医者に相談しないといけないし、素人があれこれ言うべきでないと思うが、回数制限はあるものの、保険診療でもあるし、受けれるかどうかはわからないが、嫁が唯一助かったーと思えた、おすすめの治療だからあえて固有名詞を出しました。

その後、腸の痛みが再発、癌が腸を巻き込んでるらしい。人工肛門ができれば食べれるが開腹しないとわからない。もし、人工肛門ができても余命は短い。無事、人工肛門成功。これで、死ぬまで何かを食べれると思った。

たった1ヵ月、実質1週間でまた激痛。お粥や玄米、人参ジュースしか口にしてなかったのに、、、

再度、人工肛門の手術。主治医である産婦人科医は、駄目だと思うと言っていた。外科医は、開腹しないと分からないと、前に開腹してできたのだから、最期に好きなもの食べてもらいたいし、、、嫁は、もー痛いの嫌やと言っていたが、息子と私の願いを聞いて、開腹手術。駄目だった。

緩和病院、いわゆるホスピスに転院。

今日、要介護2の介護保険証が届いた。
親父は、要支援2、なんのことかわからないが、嫁の方確実に悪い。親父は、嫁より長生きしたくないといっているが、、、

あー、親父を病院に連れてきて3時間。やっと手続きが終わった。やっぱり入院。コロナ指定病院らしく、面会は原則禁止、病棟の階は違うが不安があれば、他の病院を紹介するといわれたが、親父はいつもこの市民病院に来ているのでお願いした。
今から、嫁の病院に行く。腹減ったー、でも嫁は何も食べれないから、、、。