今日、担当の医者から、話しを聞いた。看護師さんが、息子さんも聞いてらした方がいいとのことで、嫁、私、17歳の息子と聞いた。大学病院で何回も聞いたカウントダウンの話しかと思ったら、治療の病院と緩和の病院の考え方の違いを、丁寧に話してくれた。嫁は今、膣癌から、腹膜播種、腸閉塞、人工肛門、二回目の腸閉塞で、イレウスチューブ?というのを鼻から腸に入れている。
緩和の考え方は、胃にチューブを入れ、少し位の飲物や流動食をとっても大丈夫なようにしたいとのことだった。
大学病院では、絶飲絶食で、余命は1ヶ月あるかとのことで、緩和病院に送られた。緩和病院では、少し位の飲物はいいよと言われていたが、もー死ぬからいいって言ってるんやと嫁も私も思ってた。

でも、違った。胃に入ったものを出すようにすれば、腸にも負担がかからないし、腸液が溜まっても、胃から出せるらしいから、少し位の飲物、流動食はいいとのこと。余命は、変わらないかもしれないが、なんとなく救われた気がする。

そして、腫瘍マーカー?の数値は高いらしいが、他の血液検査の数値は悪くなく、腹水も少しはあるが出す程ではないらしい。腎臓には、尿道が癌の影響で狭くなっているので、ステントが入っている。でも腎臓の機能も今のところ大丈夫。

肝臓に転移があるかもとのことだが、今更転移を残念がる状態ではない。

いずれ麻薬の痛み止めが効かなくなるかも、その時は、眠らせる薬を使って痛みから解放するのがいいかとの話しで、嫁も私も息子も同意した。