早いものでもう6月も中盤になる。今年の半分が終わる。1年過ぎるのが本当に早い。振り返ってふと何かを残しただろうか、とか人生に変化はあったのだろうか、なんて思いを寄せる。正直18歳で日本を出てから、息つく暇もなく走ってきた。とにかく自分がやりたいことを実現するために、好きな人生を生きるために。幸せ、について社会から無意識に教育される考えと、自分の中で幸せだと思うことの狭間で揺れながら、常に直感だけを信じて今に至る。今たまに振り返ったとき、アップルやマイクロソフト、ユニクロに三井住友のニューヨークオフィス、マッキンンゼーなど、名の知れた会社で働き結果を残すあの頃の知人友人、はたまた結婚し母となり育児に奮闘するあの頃の知人友人と比べ、全く別の人生を辿り、別の場所にいる。フランスという場所で、大学院生とインターン生、まだ今後フランスに残れるかも不明な状態で、比べてしまうこともある。けれど、心は、東京で仕事をし、それなりに収入があって銀座で高級寿司屋で食事をし、好きなものも買いたい放題だったあの頃より、幸せだ。だから正しい道にいると確信する。

 

たまに今いる場所に引き目というか、あまりにも10年前に想像もせず、可能だとも思っていなかった人生を生きていることに恐れを感じる。必死に走ってきてほしいものが手に入りそうな瞬間のためらいというか、なぜだか踏みとどまってしまうあの感じ。なぜ自分はフランス語と英語で仕事をしているのか。1年少し前まで日本の田舎にいたからか、全てがsurrealなのだ。

 

それでも今、胸を張って言えることは、人生常に自分の心に正直に、ほしいものを明確に知り、回り道があろうが挫けず進み続ければ、必ず達成できるということ。スティーヴジョブスの有名なスピーチで、点と点の話があったけれど、今一生懸命やっていることがどう繋がるかは振り返ってから初めてわかること。だから今できることはただ、いつかどこかで繋がると信じて、一生懸命に好きなこと、達成したいことに取り組むこと。

 

20代はジャーナリストになりたくて、世界中を旅して2カ国で勉学に励んだ。世界中の人間と触れ合い、文化を学び、人のあり方を学び、世界がどう動き、宗教がどう影響し、何が今求められているのか、、、常に吸収していった。残念ながら私の生き方はジャーナリストとしては結びつかなかったが、今の会社や出会いに結びついた。30代はスローダウンして、キャリアと家族を持ちたい。シングルでフラフラするのはやり切った。w w w w フランスで家も買いたいし、今度はノマディックな生き方を少しシフトしていく。

 

そういえばコロンビアの幼な子4人のサバイバルに涙。母は4日間生きてその後子供達に父に会いに行けと、息抜きなさいと言って息絶えたらしい。ジャングルで40日間生き延びるって、、、すご過ぎる。今私たちに自然の中で生き延びる知恵とスキルなどあるのだろうか。もともと人間は自然の一部なのに、自然界に帰ることができなくなってしまった今。。色々考えさせられました。