初めての企画コンサート | ライブステーションのブログ

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今日はスケジュール上『ホールレンタル』となっております。

詳細が詳しくは書かれていないんですが、一般の方が主催した自主コンサートと言うことですね。


主催の方は多分10代後半の方。
最初に押さえていただいた時に『初めて企画をやるんです。全く解らないことだらけで』と仰ってました。

人生初の企画ライブ。
是非とも成功させましょう。

うちらもちゃんとサポートするからね。


さて、思い起こせば今をさかのぼること39年前。
私が未だ中学二年。
当時、吉田拓郎さんを知り音楽に目覚めた頃。
私の『人生初の自主コンサート』がありました。

当時はライブハウスなんて存在、全く知らず(仮に知ってても学生になんかは貸してもらえるようなお気軽に存在じゃなかった)、区民センターとか借りるようなお金も無いし規模もなかった。
まぁ、中学生のお遊びですから。


そんな時、同級生にお寺の息子が居たんです。

そこは本堂の下が集会場になっているんですね。

親父さん(住職さん)に頼み込んでお借りすることができました。


楽器やアンプはそれぞれ持ってる奴が持ち寄りステージは何となくそれっぽい。
しかし、PA何ていう概念を全く知らないことから『アンプに負けない音量の歌を出すにはどうすればいいんだ??』と。


自宅録音なぞも始めてた時期(今みたいなPCやMTRなんてもんじゃないですよ)。カセットデッキに小さいミキサー繋げてマイクで歌とアコギを拾って録音をしてたんですが。

このシステムだ!
と閃きまして。

家にあった木目家具調のステレオを運び込み、マイクからミキサー→カセットデッキ→ステレオのAUX端子と言った具合に繋げ家具調ステレオで歌を鳴らしたわけですよ。(カセットデッキは録音状態にしておくのね)


家庭用だから、大音量にはむかない代物。
音は割れ、決していい音じゃ無かったと思う。
それでも自分達だけで遣り遂げた達成感は一際。

話を聞き付けて見に来てくれた中学の担任や先生達。父兄。友達。
みんな『良かったよ』って言ってくれた。

うれしかったね。


ところで、件の我家のステレオは、大音量に耐え切れず最終的には壊れてしまい、親父に無茶苦茶怒られました。

日本に五台しかないと言われる、当時最新鋭五バンドグラフィクイコライザー内蔵の家庭用木目家具調ステレオ。確かパイオニアだったかな。試作品だったらしいです。


クラシック好きの親父の宝物をぶち壊してしまいました。

でも、スゲー怒られた割りにはあまり恐くなかった。むしろ笑ってたような気がするな。
うちの親父は怒るとマジ恐いんですよ。。。

話がそれました。


まぁ、そんな経験をした翌年。
また、同じお寺の本堂の下の集会場。
今度は色々音響システムについて調べ、渋谷のヤマハ楽器からパワーアンプ内蔵型ミキサーとスピーカーのボーカルアンプセットを借りてきたんですね。

音も格段によくなりました。

そして、高校に上がるや直ぐにホールデビュー(笑)
『もっと大きなとこでやろう!』 と借りた会場は目黒区民センター、キャパ425名。(どうも俺は目黒に縁があるらしい)
もちろん、音響は音響会社の方に依頼し、照明はやり方を小屋付きの技師に教わり自分達でやりました。

そうやっていくうちに、何故かコンサート制作が仕事になってしまうとは。


人生解らないものですね。
いや、失敗から成長して実を結ぶんだよな。


初めての企画コンサート。手助けしてくれた方も沢山います(技術的にはだれも何も言ってくれなかったが(笑))。
今度はうちらがそっち側。

そんな、大事な一日にしたいな今日は。


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中2の初コンサート、会場のお寺の本堂前で。
さて、俺は何処だ(笑)