2014年11月8日(土)赤口

今日、ラグビー日本代表戦「リポビタンDチャレンジカップ2014ラグビー」のマオリ・オールブラックス戦第2戦(秩父宮ラグビー場)が行われた。結果としては、18-20と負けてしまったが、一時勝ち越しをするなど、試合展開としてはよかった。が、最後の底力が違ったように感じた。ご承知の通り(ご承知していない方もいらっしゃるでしょうが、、、あしからず。)、2019年にはラグビーワールドカップが日本で開催される。そのため、その開催に向けて、ラグビー関係者はチームを強くしようと必死だ。その成果もあって、今年6月には、ラグビー日本代表は、世界ランキング10位に入った。(現在は11位になってしまったが、、、あしからず。)

さて、言わずと知れたマオリ・オールブラックスは、一時期ラグビーブームの中で知名度を高めることに一役買ったニュージーランド代表チームであるオールブラックスと並ぶ強豪チームである。(ちなみに、ニュージーランド代表は、現在世界ランキング1位のチームです。)実は、強いのはもとより、何が有名かというと、試合前に行われるダンスのウォークライです。この踊りは、ニュージーランドの先住民であるマオリ族の戦士が、戦いの前に相手を威嚇する意味で行われていた。しかし、戦うことは民族の威信をかけて行うためであり、その意味としては、相手を挑発することではなく、お互いに威信をかけて戦おうと、友好の意味で行われるもののようである。ラグビーは、己の肉体のみで戦うスポーツである。そのため、いろいろなところで紳士協定が結ばれている。(暗黙の了解、という形も多々あるが、、、あしからず。)とりわけ、ラグビーにおいて、約束は絶対であり、それがないと成り立たないとまで思えるほどである。私がラグビーを始めた頃、先輩から教えられたのは、ラグビーは紳士のスポーツであり、そのため、この日に試合をやろう、と約束したら、やりが降ろうが雪が降ろうが行われるものなんだ、ということだった。(やりが降るなんてことはなかったのだが笑い)。考えてみたら、そうであろう。なぜなら、ラグビーにおいて試合をやろう、という約束をすることは、お互いの威信をかけて戦おう、という意味と同義になるからである。そのため、いかなる理由があろうとも、その約束を破ることは、その戦いを放棄することであり、自身の威信を放棄することになりかねない、と解釈できることになるのだろう。そのため、実はラグビーの試合において、長らくの間、試合中にメンバー交代することなど許されなかった。(現代ラグビーは、許されるようになりましたが。)そして、メンバーも交代されることなど考えもしなかったし、もし交代されるようなら、拒んだりもしたものだ(拒んでも客観的に見たら戦える状態でもないのだが笑い)。かくいう私も、試合前日の練習で、左足太ももの肉離れをおこし、ほとんど走れない状態だったのだが、バイスキャプテンという立場もあり、試合に出場していたものだった

さて、そんなラグビー日本代表の試合に、日本大学工学部(福島県郡山市)出身の選手が出場していた。現在は、東芝チームに所属しているようだが、東北地区の大学出身者がいることに、驚きもあり、喜ばしくも思った。経歴としては、地元でずーっと過ごし、そのまま郡山の大学に進学し、ラグビーをやっていたようだ。現在の日本大学工学部のラグビー部は、東北地区大学ラグビーリーグの2部にいるチームである。1部ではないので、ずば抜けて強いチームとは言い難い。が、その大学から、日本A代表に選ばれていることに、喜ばしく思うのです。ラグビーは、個人のスポーツではなく、団体のスポーツです。そのため、個人がどんなに強くても、チームが一丸とならなければ、決して強くならないスポーツです。そのため、個人の能力とはかけ離れたところで評価されるように思われがちであるが、日本代表においては、そんなこともないようだ。ラグビーをやり始めた頃には、このことを勘違いすることもある。つまり、チームが強いと、自分自身が強いようなイメージである。(当然、逆もある。)でも、ここが違う。当然、個人の鍛錬は前提になるのだが、チームとしてがっつり組まないことには強くならない。そして、それは、自分自身が強いこととは比例しないのである。ここをきちんと整理できるかが、(弱いチームだろうと強いチームだろうと)自分を鍛錬できるかの瀬戸際になり、チーム練習ができるかの違いになっていくのであろう。そして、それらの経緯を経て、ようやく、ラグビーの試合で勝つ、ということの喜びを得られることになるのだろう。不思議なことに、ラグビー日本代表は20代後半から30代の人でも活躍している。おそらく、その喜びを得るためには、人として学んでいかなければいけないからこそ、そのような年齢構成になっているような気がする。私は、自分のチームに対して、よく、ラグビーをやってこい、と言う。これは、ラグビーをやったことのある人しか理解できないことであろうし、チームとして勝った経験をもつ者しか理解できないことなのかもしれない、とも思う。が、私としては、ラグビーのできるチームになってほしいものだと、密かに思うのでした。。。