2014年11月4日(火)友引

シングルモルトウィスキーの山崎が、世界最高峰の称号を得たようだ。イギリスの著名なガイド本である「ワールド・ウィスキー・バイブル」で、世界で一番おいしいウィスキーに選んだようです。おめでとう。タイトルを受賞したのは、山崎でもシェリーカスク2013という商品だそうで、既にヨーロッパで、3000本限定で出荷、完売しているとのことです。(日本で買えないというのは残念ですが、、、あしからず。)

山崎はサントリーの銘柄ですが、サントリーはいろいろと興味深い動きをしてくれます。サントリーは長らく上場をしない企業として有名でした。(2013年には子会社のサントリー食品が上場しましたが、、、あしからず。)上場しない理由はおそらくひとつ。「やってみなはれ」ができないこと。上場をすると、それはパブリックカンパニーになることであり、株主の意向に従わざるを得なくなる。が、上場をしないプライベートカンパニーだと、経営者の意図で動かすことができる。(従業員の意志は大きく関わるのですが。)つまり、企業構造が違うのですが、おそらくそれをきちんと理解していたのではないだろうかと思うのです。この違いは、変化への対応に大きく関与する。つまり、上場すると、変化への対応が鈍くなる。なぜなら、チャレンジが難しくなるからだ。株主は、投資をしている以上、損はしたくない。そのため、日本特有の「損して得とれ」ができなくなるのだ笑い。この言葉の中には、一定のチャレンジが含まれる。が、それができなくなるため、得さえも取れなくなると思うのだ。大衆の気持ちは、常に平均値になるため、その市場が儲かることが世の中的にわかってからしか事業投資できなる。そのことを、サントリーはわかっていたのではないだろうか。そのため、こだわりの中に、どんどん市場を作り上げてきた。ひとつは、プレミアムモルツがそうだろう。販売当初は、安売り戦線のビール市場の中に、多少高めのおいしいビールを投入することに非難が集中したそうだ。が、この投入は正しかった。粘り強い営業施策もあったようだが、確実に安定的な市場を獲得していった。M&Aの大型投資もそうだ。市場からは無謀だー、と声も大きかったが、結局投資した。(この結果はまだ出ていない、、、あしからず。)

いずれにしても、サントリーにはチャレンジ精神が残っているような気がする。それが、海外のお酒であるウィスキーで、世界一の称号を得られた結果のような気がする。最近はとかく安定が望まれる。が、時が動いている以上、人間の感情が刻一刻と動く以上、安定など難しいことがわかるはずだ。そのためのチャレンジ精神であるが、どちらかというと、つらいことの方が多いような気がする。ので、安定に逃げるのかもしれないが、安定の先には不安定しかない。しかも、安定の先の不安定は、ドーンと来るので、できれば小さなうちにこなしておきたいものだと、密かに思うのでした。。。