皆さんおはようございます!

整体院「感喜」の金子です!

 

今回は慢性疲労症候群の意外な原因についてお話したいと思います。

 

 

 慢性疲労症候群(CFS)とウイルスの感染

 

CFSは、感染それ自体の悪影響や他の慢性炎症状態による免疫抑制につながる、多くの悪循環が絡み合って永続する疾患である可能性があるというのが示唆されています。腸内細菌叢はこの意味でCFSの発症に主導的な役割を果たすことが期待されています 。

 

 

腸内細菌のディスバイオーシスの結果として生じる炎症反応は自己永続的である可能性があり、酸化ストレスと硝酸ストレスの増大を引き起こし、さらにいくつかの栄養素の分解が強化されます。次にこれは中等度の活動レベルで様々な感染症の持続に繋がる可能性があり、これはすぐに命にかかる問題にはなりませんが、生活の質を非常に下げる可能性があります。この仮説が正しい場合、アプローチは多因子介入を通じて関係する悪循環をできるだけ断ち切ることに向けられるべきと考えられます。

 

 

消化管では、核小体タンパク質の阻害が腸細胞および結腸細胞前駆細胞の増殖の阻害、ならびにさまざまな形態の免疫機能障害を引き起こす可能性が考えられ、これは慢性感染症だけでなく、アレルギーおよび自己免疫疾患にも感酔いしている可能性がありあます 。さらに、核小体機能の阻害により、消化管の正常な機能に必要なさまざまな分泌タンパク質の産生が減少し、おそらく粘膜上皮の漏出性が増大する可能性があることも考えられます。

 

 

また、慢性感染症が CFS 患者の病気の最も一般的な特徴であることが明らかになっており、アメリカとヨーロッパのCFS患者を対象とした多数の研究では、最も一般的な細菌感染はマイコプラズマによるものであると報告されています。例えば、261人のCFS患者を対象とした研究では、ベルギー患者の68.6%の血液中に1種以上のマイコプラズマが存在することが示された。さらに、北米の CFS 患者には最も一般的な種としてM. hominidis が存在することが報告されており、ベルギーと北米の CFS 患者の間での曝露と人口動態の違いが明らかになりました。200人のCFS患者を対象にした研究では、肺炎クラミジアとともにマイコプラズマ感染症の高い有病率(全体で52%)が確認されました。

 

 

また、CFS 患者はブルセラ属がいることも示されています。CFS患者における特定の種類の感染症は、ヒトヘルペスウイルス-6(HHV-6)、マウス白血病ウイルス、エプスタイン・バーウイルス、クラミジア、ボレリア種としても一般的に報告されています。

 

 

このように慢性疲労症候群の原因にウィルスが関係していることが示唆されており、特にマイコプラズマの影響があることが分かっています。

 

マイコプラズマは非常に強い炎症を起こすウィルスなので、慢性疲労症候群の症状が強い炎症による影響が考えられています。

なので慢性疲労症候群の栄養療法では抗炎症作用がる栄養素やハーブが使用されたります。

 

特にアシュワガンダは慢性疲労症候群に対して伝統的に使用されてきた歴史がありますが、これも昔の人たちはアシュワガンダは炎症をコントロールできることを実体験として知っていたからかもしれませんね。

 

 

ただ、これらの栄養療法は炎症を抑えるだけなので対症療法にしかならず、慢性疲労症候群を根本改善するならウィルスや腸内細菌に対してアプローチしないといけないことが分かります。

 

 

遺伝子栄養療法はマイコプラズマなどのウィルスや細菌に対するアプローチができますので、この栄養療法をすると慢性疲労症候群が改善するのも分かります。

 

慢性疲労症候群の方は是非ご自身の腸内細菌やウィルス感染の状態を調べてみてはいかがですか?

 

本日はここまでです。

最後までお読みいただきありがとうございました!