皆さんおはようございます!
整体院「感喜」の金子です!


今回はリーキーガットへの栄養療法についてお話ししたいと思います。

○リーキーガットの問題
通常の腸の状態では、腸のバリアが無傷であれば、病原体、炎症誘発性物質、抗原が内部環境に伝播するのを防ぎます。しかし、腸の健全性が欠如していると腸の侵入が促進され、病気や炎症を引き起こす可能性があります 。腸上皮バリアの機能不全と透過性の増加は、炎症性腸疾患(IBD)、腸症候群過敏性肝疾患(ILD)、アルコール性肝疾患、非アルコール性脂肪肝疾患、脂肪性肝炎などの腸疾患に関連する「リーキーガット」を引き起こします。 また肝硬変、膠原病。リーキーガットは、特に糖尿病などの腸疾患以外の疾患にも関連することが分かっています。

○リーキーガットのアプローチ

ビタミン

ほとんどの場合、ビタミン A と D は胃腸の恒常性の調節において重要な機能を果たしますことが分かって。臨床試験では、これらのビタミンは、上皮の完全性、免疫系、腸内細菌叢などの粘膜バリアの構成要素に影響を与えました。

人間を対象とした研究では、ビタミン A が十分な子供はビタミン A 欠乏の子供と比較して、より多様な微生物群集を持っています 。腸上皮では、ビタミン A とビタミン D が密着結合を改善することが in vitro 研究で示されています。つまり、腸粘膜の状態が改善してバリア機能が向上したということです。


ビタミン A と D は、上皮と腸内微生物叢の健全性に必要であり、さまざまなレベルで免疫応答を調節します。どちらのビタミンも、T 細胞の IFN-γ 産生(炎症を起こす物質)を阻害し 、in vitro で Th17 細胞を阻害します。


in vitro モデルでは、これらのビタミンは IL-10 産生と FOXP3 タンパク質を生成することができ、免疫系反応に関与すると考えられています 。レチノイン酸は、腸細胞における Reg3β や Reg3γ などの抗菌ペプチドの産生を刺激することができます 。


これらの結果は、ビタミン A および D の効果は、粘膜バリアのさまざまな要素の調節によるものである可能性があることを示しています。

本日はここまでです。
最後までお読み頂きありがとうございました!