最近、YouTubeで昔自分がファミコンでやったゲームの音楽を聴いていたりすることがよくある。
この頃の音楽に解説をしてくれる動画も少なくなく、
そこで制限された条件でいかに音楽をつくっていたかと知る。
今だとディスクだったりハードディスクに直接ダウンロードしたりなど過去では考えられないくらい容量も大きいので制限も少なくなったが、当時はハードの許容量というものが小さいため音楽自体もそれによって制限を強いられていた。
でも、この当時なら音楽しょぼくてもしょうがないよねってものではなくむしろ制限の中で最大限のものを作っていたんだなと改めて感動してしまう。
三つのメロディを奏でるチャンネルに一つの雑音のようなチャンネルを合わせて4チャンネルで構成されたファミコン音源。
この決して大きくない容量の中で苦労と工夫がすごく垣間見れるのは非常に興味深い。
詳しい人からすると何を今更と思われるかもしれないけど、自分はここ数年でこれを知ったのでそういった思い入れに心動かされるのはしょうがないこと。
例えばこの
主となるメロディラインが2つあり、1つがおおよそベースラインとなるような部分。
あとは攻撃をしたり喰らったりアイテムを取ったりとかの効果音の1チャンネル加えてゲームをしている人たちを楽しませていたんだなとしみじみ思う。
この手の動画を視ていくと音を増やしたいけどチャンネル増やせないからどうしようってことで逆再生したりして工夫するといったエピソードがわかりまた面白く思える。
ここ最近、よく聴くのは今はさほどゲームに力を入れなくなってしまった残念な企業でお馴染みKONAMIの音楽。
とくに矩形波俱楽部というバンドを組んでいた人たちがつくったBGMは本当にかっこいいし感動する。
通常よりもベース音に厚みがありこれまでのファミコン音源ではだせない重厚感を見事に再現している。
今よく思うのは、CDレベルの音源がいいのではなく、あのチープでピコピコしていた音がなんとも愛おしいということだ。
多分、女性には「何言ってんだこいつ」レベルで見られるであろうけど初老前後の男性たちなら少なからずこれが理解できて共感してもらえるのではないだろうか。
これからもますますこの辺を掘り下げて聴いていきたいなと思う。
あの当時のZUNTATAとか。
※知識が乏しいため間違い等あるかもしれないことはご了承ください