最近「とにかくいいよ、ジュンスカのツアー」会う人みんなに言ってる気がする。

フェスとか行けばジュンスカよりも100倍演奏のうまいバンドがきっと音を鳴らしていると思う。そのくらい今のジュンスカの音は現役時代より全然荒い。

でも何だろう?和弥の独特の声、純太のフレーズ満載のギター、呼人のこれまた独特のリズム感のあるベース。そんな音をしっかりと支えるコバちゃんのドラム。当時は見えなかったグルーブも今だからこそ私自身も見えてるし、本人たちもきっと今だからこそ4人が集まった意味を、このツアーでしっかりと答えを出しているような気がする。

そしてどこの会場も熱い。この復活、結構冷ややかにみんな見てるのかな?と思ってたんだけど(いや、私だけか?)本当にお帰りなさいムードと、当時「こう見たかったけど出来なかった」お客さんが、必至でジュンスカのビートと戦っている。
そんなお客さんに後押しされるように、今ジュンスカのメンバーはツアー回ってるんだろうな。お客さんと、メンバーの相思相愛な関係のライブが相乗効果でよりよい一体感と、パワーが生まれてる。

始まる前は「懐メロツアーになるんじゃないだろうか?」とちょっと心配してた部分もあったんだけども、ふたを開けてみたら、ちょっとビックリしたよ。いや、きっと本人たちが一番ビックリしてるに違いない。

いや、一番ビックリしたのはきっと自分自身だわ。


このツアーを皮切りに、5月のCCレモンホールにて20周年記念ライブに向けて新曲なども作りたい、と意欲満々に語る和弥。
ARABAKI ROCK FEST.にも出演決定し、夏ももしかしたらフェスも出てくれないか?なんて期待してる私なのであります。


個人的希望を申すと「ライジング」ぜひ出て欲しい!

昨年11月に行われるハズだった、ファンキー大百科。

SUPER BUTTER DOG ボーカル、永積タカシ、肋骨骨折という負傷のため、延期されたライブでした。


トップバッターはレキシ。

彼を見るのも久々だし。あれだけ聞いてたレキシの音源が全く頭に入っていなくて、ついていくのに必死。

この日のメンバーは、玉田豊夢(Dr)山口寛雄(B)町田昌弘(G)という、池ちゃんともおなじみ100s組と、キーボードに元COOLDRIVEのダイスケ氏を迎えてのバンドスタイルで、ファンキーな音鳴らしておりました。


が、1曲目から「Good Byeちょんまげ」でして、うわーコレ終わるのか?って思ったら案の定長かった。私は長いのは別にいいのだけど、周りがダレて行く姿を見るのがちょっと忍びないという何というか、いても立ってもいられなくなってしまうのです(笑)

しかしこの日はマゲ!だけじゃなくて「M・A・G・E」とアルファベットで、しかも池ちゃん曰く「何か足りないー」って事で、振り付けまで!もっとグダグダになったのは言うまでもありませんな。



【レキシセットリスト】

Good Bye ちょんまげ / 歴史ブランニューデイ / LOVE レキシ



続いてスクービードゥは年末のCDJ以来。あの時すごーく盛り上がってたのは一体なんだったんだ?って思うくらい、ちょっとお客さん静かめで残念だったな。

最近「この時間だけでも人間辞めちまわないか」ってシュウくんのお約束のMCがあるんですが、その「人間にさよなら」にかけて、SPDの「さよならcolor」を1小節歌ってました。ワハハ。


4月に発売されるアルバムの中の新曲、確かCDJでもやってたんだけどそれがなかなかよくて。アルバムが楽しみになりました。

そしてやっぱり「GetUp!」は名曲ですね。



最後は本命SUPER BUTTER DOG。永積くん、復活おめでとう。


1曲目は「もうだいぶ過ぎてしまったけど、でもまだ"あけおめ"って叫びたいでしょ?」とのことで「あけおめ」からスタート。うひゃぁーー。そしてそのままの流れで「FUNKYウーロン茶」でして。フロアーが一気にヒートアップしました。みんなこの曲待ってたんだねぇ。

昨年の復活ライブでは歌ってなかったからね。


考えたらSPDを屋内で見るのが初でして(いつも外だった)ウーロン茶やってるときに「あれ?箱もめちゃくちゃいいじゃん」って思ったりして。そして池ちゃん側で見てたんだけど、やっぱり彼のキーボードはうまい。

改めて彼の見た目と演奏する彼とのギャップに惚れてしまう次第です。


新曲は、「映画のエンディングになる新曲」で「この間レコーディングもしました」と。

うひょーー、早く音源化して欲しい1曲でした。

次にやった「大安」もすごくいい曲だし、私は大好きだけどもSPDの新曲としてはまず、ファンキーでとんでる曲、みんな期待してたんだろうな、と思いますね。


MCの後、タカシくんが、ジャーン!とギターをかき鳴らして

「コミュニケーション~」を歌いだすと、池ちゃんがあわてて制止。どうやら曲順を間違えた模様。

「もうジャーンとやるのやだよ」「池ちゃん言ってよ」「みんなの記憶を消したい」とタカシくん。

なかなか面白い人です。


後半「日々GOGO」「コミュニケーション・ブレイクダンス」そして最後は「五十音」

あ行で、みんなで大合唱してるところ、突然池ちゃんが「ウ行で」なんて指定が。

無理ですから!!


アンコールも含めて1時間くらいのステージでしたが、今年こそは新しいアルバム、それからワンマン!と期待せずにはいられないほどかっこいいステージでした。あーやっぱり彼らの音楽は病みつきになりますね。


でもそれでこそ、音楽、ライブ!

また彼らの音楽で踊れる日が来るのを楽しみにしていたいと思います。


ラ/SUPER BUTTER DOG
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レキシ/レキシ
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寺岡呼人好きとしては、このGoldenCircle(略:GC)はとても楽しいイベントで、彼がこのイベントで発信した音楽に少なからずとも影響している自分がいて。

でもそんな場所でまさか、ジュンスカが見れるとは思ってもみなかった。


ただ、ジュンスカが好きだからこそ、ファンが思う寺岡呼人の立場もみんな十分わかるし、楽しめない気持ちもわからなくないんだけど、でもやっぱり素敵なイベントなので、そこを楽しめないのは勿体ないな、と思う。


広沢くんも、久々に見た寺岡さんのライブもよかったけど、それでもやっぱりジュンスカのパワーはすごいね。お客さんのパワーもすごすぎる。これ見たらやっぱりうれしいと思うわ。メンバーは。


今まで、この復活劇に何の意味があるのだろうか、とずっと疑問だった。好き過ぎるからこその疑問、単純に喜べない悲しみ。いろいろ思う人たちのこと。

その思いをずっと引きずってここまで来たけども、この日の40分近いライブを見て、メンバーもお客さんも「今」を楽しんでるんだな、という事が改めてわかったような気がする。


そして「今」だからこそ、このライブが出来るということ。このライブを感じる自分の気持ち。

現役の時とは違うスピリットをビシビシと感じた。


ただ、残念なのは途中のギターのトラブルとチューニングのドタバタ。


せっかく再結成してツアーやるのだから、今いる現役のバンドたちを蹴落とすくらいの勢いのライブをやって欲しいな、と思う。


ジュンスカの後は阿部義晴。これまたジュンスカと肩を並べていたUNICORNの元メンバー。呼人は彼の事を「戦友」と紹介していたのが印象的です。またこのライブで彼が出てくることに意味があるんだよなぁ~とわかる人はやはり同世代だと私は思う(笑)


最後に出演したスペシャルゲストのCHABOさんの存在感はやっぱりすごいわけで。

確かにもう40代になったジュンスカですが、まだまだ大先輩は現役でやってる姿を見てきっと彼らも「負けられないだろ?」と思うんだろうな、と。


アンコール、出演者全員でやった「チャンスは今夜」

このイベントがとてもよいものだったと象徴していた時間だったと思う。ギター弾くもの。歌うもの。

そしてその姿を見るお客さん。

全てが楽しそうだった。そして自分も楽しかった。


見る前はいろいろ思うGCだけど、結局やっぱり楽しいとう気持ちで終われるし、

いい意味で期待を裏切ってくれる寺岡呼人はやはりすごい人だと、私は思うのす。


○広沢タダシ
夢の中で君が泣いてた/パーフェクト/サフランの花火
○寺岡呼人
スーパースター/大人
○JUN SKY WALKER(S)
BAD/歩いていこう/いつもここにいるよ/JACK&BETTY/
Let'sGoヒバリヒルズ/BAD MORNING/声がなくなるまで/
明日が来なくても/全部このままで/MY GENERATION/すてきな夜空
○阿部義晴
開店休業/セイリング/人生は上々だ
○仲井戸"CHABO"麗市
ガルシアの風/ティーン・エイジャー/遠い叫び/
飲んだくれジョニーを探して/ギブソン
-en-
START/チャンスは今夜/雨あがりの夜空に


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