先日、目黒区で少し早すぎた桜まつりが開かれたが、例年会場のそこかしこのブースで売られていたビールやお酒が姿を消していた。

聞いてみると「今年はキ○ンしか売れなくなった」とのこと。キ○ンビールが大きなスペースのブースで巨大な「クラフトビール」の看板を出していた。さらに取材すると、今年はキ○ンがスポンサーになってたいそうな金額を出して「他のブースにはビールだけでなくすべてのアルコールを売らせなかった」とのことらしい。

毎回焼き物と一緒にビールを売って行列ができていたブースは盛り上がりがイマイチ。毎年、能登をはじめ石川県のお酒を販売していたブースでは能登地震復興販売のために仕入れたお酒が販売できず、来場者に謝っていた。

大手ビール会社は能登地震の義援金もたくさん送っていると思うけど、末端で能登支援の行事を妨害しているとは経営トップも知らぬが仏笑笑

そもそもクラフトビールは小規模事業者の参入を促すために規制緩和して市場が育ってきた分野。大手ビール会社が芽生えたばかりのクラフトビール市場に参入するのは制度の主旨に反しているし、これは高額納税企業の顔色を窺って、英国のような参入規制をしない政治が悪いんだけど、ビール市場を牛耳ってきた大手ビール会社の矜持は微塵もないから仁義なき弱いものいじめにみえる。

札幌すすきのの交差点。ニッカウイスキーのヒゲのおっさんの色が変化する味のある看板が昔からシンボルだが、ある時からその上に巨大なキ○ンの馬鹿でかい白いネオンが煌々と輝くようになり、風情のかけらもなし。

ニッカ（の親会社のア○ヒ）とキ○ンのここでも仁義なき戦い笑

キ○ンの営業はしてやったりと、さぞ鼻高々だっただろうけど、見た目の悪さと節操のなさでキ○ンのイメージダウンを招くなんて考えは泡と消えました笑笑

大手ビール会社の手法