新潟県十日町市の外れにある仁田。昨年に続いて、ここで行われる山菜祭り、正式には「春を楽しむ会」に参加してきました。山の中の集落のイベントに、県会議員や国会議員(農水副大臣❗️)まで駆けつける、隅に置けない(笑)イベントなのである。
遠くにまだ雪が残る八海山など越後三山を望みながら飲む地元の銘酒松乃井、昨年とはメニューを一新した山菜弁当。

地元のかあちゃん部隊が試食を繰り返し試行錯誤しながら考案した山菜料理を食べるだけでも「こったらとこまで来る価値あんべえ」といわれる通りですわ。
右下の真っ黒になっているところはスマホの影なのだが、生ゼンマイの煮浸し。その上のコゴミ(仁田ではコゴメと呼ぶ)のナムルの上に乗ってるのは、柿の種だが、ただの柿の種ではなく、ラー油に漬かった柿の種❗️ 会場でも瓶詰めで販売されてましたが、「面白い!」と言って買うほど私は柿の種が好きなわけではない。
その上の山菜バーグにはバジルとふきのとうのソースがかかってます。その横の雪下人参のシリシリは味付けが絶妙。その左下の山菜きんちゃくは、おでんの具に使いたい!
一番左下のウド揚げは柔らかく揚げられたウドの歯ざわりとコクが最高でもっと食べたい!
ほかに、プロが揚げてる山菜の天ぷら、ニイナとかいう野沢菜の煮浸し、フキノトウ入りポテサラ、バジルと山菜ソースのパスタやピッツァなどなど地元の野菜や山菜を使った料理が山ほど味わえる。


終了後は、(多分)十日町市議が経営する仁田唯一? の居酒屋おかめで慰労会にも参加させていただきました。

この店は長岡からわざわざ食べに来る人もいるというブラック天丼が名物らしい(笑)

唯一の居酒屋の割に立派な店構え!

2階しか使わないのに、山菜祭りの会長でもある店のオヤジも飲むから、全館休業(笑)

山菜祭りの残りの山菜料理や会場には出ていなかった山菜など、テーブルの上は山菜だらけ。東京から来た私達はともかく、地元の人たちにとってはご馳走でもなんでもないのでは、と心配してしまう。

これはサッと湯がいたアケビの芽というか茎。なぜ卵があるかというと………
卵と和えてズリズリ食べるのが仁田の食べ方らしい。独特の食感で旨いのだが、この山菜は山菜の中でも高級なので、特別旨く感じてたくさん食べましたわ(笑)


山菜祭りの会場でもパスタなどイタリアンを作ってくれた渋谷のイタリア料理屋のシェフによるコゴミ入りソバロンチーノ。他にソバボラーナも作ってましたが、両方とも茹で過ぎのようでした(笑)

さらに、店で本格的な(へぎは使ってないが)へぎそばを作ってくれました。これは布海苔以外はつなぎを使わずコシがあって旨い! 半分はいい加減な盛り付けになってるのは水が冷たくて嫌になったらしい(ホントか⁉️)

で、忘れちゃいけないのが、これ❗️

すでに腹いっぱいなのだが、これを食べないで帰ると後悔すること必至。あり合わせの山菜天ぷらだけのブラック山菜天丼ハーフをいただきました。「秘伝のタレ」とか豪語する黒々としたタレはしょっぱいが、コクがあり、ご飯にちょ〜合う取り合わせ。甘ったるい東京の天丼が吹っ飛ぶ強烈な天丼がこんな田舎にありました。食べたい人は来年のGWの山菜祭りに来て食べてみてください。

お陰で、夜は十日町のホテルに泊まったのに、夜の十日町を楽しむ余裕もなく、腹を抱えて(笑いたいわけではなく苦しくて)21時前に寝でしまいました。