日比谷国際ビルの地下2階にある「宇和」。
若者向けのにぎやかな飲み屋が多い地下飲食街の中で、
珍しくオヤジがゆっくり飲めるお店ですが、
肴もなかなか、すごいんですうわ。
皮ちくです。
鯛やハモなど魚の皮を太い串に何重にも巻き付けてから、
竹輪のように「焼き上げるのですが、
コラーゲンが固まってコリコリ、
何とも言えない食感。
写真の皮ちくはエソの皮です。
塩味も染みていて、何もかけずにチビチビかじります。
魚の皮好き人間としては最高の肴ですわ~
でも、
この皮ちくは簡単に作れないそうです。
職人がいなくなって、入荷が限られているとか。
小皿に10枚ほど切ってもらって1000円というのもやや納得、ですわ(やや、かい?)。
これは、ふくめん。
鯛の身で作ったでんぶに、ネギ、タマゴなどをきれいに盛りつけるのですが、
下には糸コンニャクが敷き詰めてあります。
食べるときにはゴショゴショに混ぜるのですが、
酒の肴にも、ご飯のおかずにも、
ちょいと中途半端な味わいなんだけど(笑)、
でんぶの甘さとコンニャクの食感が懐かしい感じで、
何となく箸が進むっていう、それです。
宇和島地方の家庭の伝統料理なのですが、
手間暇かかるために、これまた作る家庭がなくなったとか。
熱燗も進みまして。
うわっと驚く宇和の肴で、店主の話もうわの空、ってか?
(朝からオジジネタでスミマセンm(_ _ )m)。